米国による2025年6月の攻撃前、IAEAはイランが60%まで濃縮されたウランを約440キログラム保有していると計算していた。

ウィーン】国連原子力機関は24日、AFP通信が入手した極秘報告書の中で、イランの核物質を確認するためのアクセス権の欠如が「核拡散の懸念」をもたらしていることを再確認し、イスラム共和国に対し「原子力機関に建設的に関与する」よう求めた。国際原子力機関(IAEA)は、イスラエルと米国が2025年6月に12日間にわたる紛争を起こし、核施設を攻撃して以来、イランのいくつかの重要な核施設に立ち入ることができていない。2月28日に勃発した戦争でも核施設が攻撃されている。IAEAは繰り返しアクセスを求めてきた。IAEAは報告書の中で、「イランの核施設や核施設への軍事攻撃が前例のない状況を作り出していることを認めつつも、IAEAが遅滞なくイランで検証活動を行うことは極めて重要である」と述べた。この報告書は、来週のIAEA理事会で討議される予定である。2025年6月のアメリカの攻撃前、IAEAはイランが約440キログラムの60パーセント濃縮ウランを保有していると計算した。これは爆弾製造に必要な90パーセントに近く、2015年のイランとの合意で定められた3.67パーセントの制限をはるかに超えている。2025年6月以来、この備蓄の運命は不確かなままであり、テヘランは米国とイスラエルの攻撃によって荒廃したサイトでのIAEA査察官へのアクセスを拒否している。「IAEAは、以前に申告された高濃縮ウランと低濃縮ウランを確認するためのアクセスを、標準的な保障措置の慣行からすればとっくに期限切れである1年近くも欠いていることは、核拡散の懸念事項である」と付け加えた。「ラファエル・グロッシー事務局長はイランに対し、イランにおける保障措置の完全かつ効果的な実施を促進するため、同機関に建設的に関与するよう求める」と付け加えた。イスラエルとアメリカは、イランが核兵器製造の野望を抱いていると長い間非難しており、ドーナル・トランプ大統領は、その脅威が昨年の紛争と今年の戦争の正当な理由だと主張している。トランプ大統領は、イランは核兵器を持たず、ウランを廃棄することを受け入れなければならないと主張している。テヘランは軍事的な核兵器の保有を繰り返し否定し、民生目的のための技術を保有する権利を主張している。AFP