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My吹部seasons 広島市の南東、瀬戸内海に面した坂町。白い校舎に「カンッカンッ」という音が響く。プラスチック製のブロックをバチでたたき、マーチングのテンポを示す音だ。 それに合わせ、室内で楽器を奏でながら行進の練習をする体操服姿の高校生たち――。 強豪ひしめく中国支部(広島・岡山・島根・鳥取・山口)で、全日本マーチングコンテストに2年連続出場している広島翔洋高校吹奏楽部の部員たちだ。吹奏楽コンクールでも6大会連続で中国大会に進出しているが、結果はいずれも銀賞となっている。 取材に訪れたのは5月下旬。大会までまだ時間があるこの季節、部員たちは模索の日々を送っていた。 ♪「生徒はがんばっているのに…」 全国の舞台でつきつけられた実力の差 顧問を務める音楽科教諭の大西俊二は、2013年から広島翔洋を率いる。就任時の部員はわずか6人だったが、26年は44人の新入部員を迎え、総勢92人になった。25年の69人から大幅増だ。 マーチングに取り組み始めたのは21年。翌22年には初の全日本出場を果たした。 会場の大阪城ホールの指揮台に立ったとき、大西は思った。 「こんなすごいところがある…この記事は有料記事です。残り2437文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする