福島第一原発1号機の上階に残る大量のがれき=2026年5月14日、東京電力提供

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東京電力は22日、福島第一原発1号機の上層階にある大量のがれきを撤去する作業を始めたと発表した。使用済み燃料プールに残る核燃料392体の回収を2027~28年度に始めるための準備作業にあたる。 11年の事故で水素爆発が起きた1号機では、上層階に壊れた屋根や機械のがれきが残る。クレーンなどを遠隔操作し、ベッセルと呼ぶ専用容器にがれきを入れて運び出す。別の場所でコンテナに詰め替え、敷地内にある放射性廃棄物の保管庫に入れる。 1号機には建屋を覆うように、広大な可動式のカバーを設置した。放射性物質の飛散を防ぐためで、大型のがれきを運び出す際にのみ開ける。この工程の精査などのため、開始が2カ月ほど遅れた。がれきの撤去完了までには1年以上かかるという。福島第一原発1号機の上層階に残っていたがれきを容器に入れる様子=6月22日午後7時20分ごろ、東京電力提供 東電の担当者は「上の方から小分けにしながら慎重に取り除いていく必要がある」と話す。 がれきの撤去後は、プールからの燃料取り出しに向けて、クレーンなどを設置する。機械は4号機で使ったものを再利用する予定で、メーカーの工場で一部を更新するなど整備をしている。