海保巡視船の重油流出事故、寝坊など人的ミス相次ぐ 「痛恨の極み」2026年6月19日 13時00分川西めいこ 高橋昌宏印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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海上保安庁の巡視船から重油が漏れ出す事故が3月に宮城県塩釜市の塩釜港であった。第2管区海上保安本部は19日に会見を開き、操作ミスなど複数の人的ミスが重なり、さらに機械の不具合もあったと原因を説明した。流出により、海産物の被害は5億円を超える規模になっている。 白崎俊介・第2管区海上保安本部長は「海上保安業務を通じて海に関わる地域の営みを支えていくべき海上保安庁がこのような事故を起こしたことは、痛恨の極み」と謝罪した。海上保安庁は、今回の事故を忘れてはいけない重大な事案として語り継がれる「重大事故」に指定した。 流出事故を起こしたのは宮城海上保安部の「巡視船ざおう」。塩釜港に停泊中だった3月25日、最大で14.8キロリットルの重油が流出し、海上には最大で直径約2.7キロの範囲に拡大した。 重油の流出で、ワカメやコンブ、ノリに油が付着し、地元漁協は今季の出荷分を全て廃棄処分にすることになった。 説明によると、機関士がポンプの操作を誤ったこと、タンクから油があふれそうになった時の警報システムが不具合で鳴らなかったこと、夜間の当直担当者が寝過ごして船内の巡回を怠ったことなどが重なったという。 巡回を怠ったのは2人で、それぞれ1回ずつ怠っていた。流出の前日は、「ざおう」は遠方での海難対応にあたっていて、船員の疲労がたまっていたとしている。規則で決まっている巡回の内容は「船内外の異常の有無」という漠然としたもので、海保は「それがずさんだったということは間違いなく言える」と認めた。 海保は再発防止策として、ポンプ作業のマニュアルを作成し手順を徹底▽警報システムを定期的に確認▽不具合を修正▽巡回の点検内容の明文化などを提示した。 第2管区海上保安本部は、宮城海上保安部を海洋汚染防止法違反の疑いで捜査している。認否については明らかにしていない。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人川西めいこ仙台総局|事件・事故専門・関心分野ジェンダー、性暴力、選挙、若者の政治参加関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






