宮城の空に舞ったゴールデンイーグル 国内初の野生復帰への挑戦福留庸友印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする【動画】南三陸の空に再び羽ばたいたイヌワシ=南三陸イヌワシ野生復帰プロジェクト提供
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南三陸の空に舞う姿をまた見たい――。戦後、国内で初めてニホンイヌワシの巣が確認されたが現在はその姿が消えた宮城県南三陸町で18日、動物園で生まれたメスの幼鳥1羽がケージから巣立った。野生復帰に挑戦する国内では前例のない取り組みが、大きな一歩を踏み出した。 イヌワシの幼鳥は多摩動物公園(東京都)で生まれた生後3カ月の個体で、5月16日に南三陸町にやってきた。そして、北上山地南端の翁倉山域に設けられたケージの中で1カ月を過ごし、環境に慣れさせていた。この山域の一部は、イヌワシの繁殖地として50年前に国の天然記念物に指定された。 18日午前9時15分、ケージの放鳥窓が開放された。最初は外の様子をうかがっていたが、1分後にはケージの外に出て、そのまま120メートルほど力強く羽ばたいたという。 「南三陸イヌワシ野生復帰プロジェクト」を統括する鈴木卓也さん(54)は、迷彩で囲った観察小屋から旅立ちの瞬間を見守った。自発的に巣立ちを促すため、人の姿を見せない方法でこの間も世話をしてきた。「とにかく無事に放鳥できたことがうれしい。でも、何が起こるか分からない世界。喜びつつハラハラしている」と話した。イヌワシも戸惑いつつ、初めての外の世界に関心があるような様子だという。 後頭部から首の辺りに金色に輝いて見える羽根を持つのがイヌワシの特徴で、英名はゴールデンイーグル。国のレッドリストでは、「絶滅の危機に瀕(ひん)している種」に区分されている。日本イヌワシ研究会によると、2022年時点で国内では野生で500羽ほどが生息しているという。10年かけて取り組んだ狩り場再生 南三陸町では、1955年に…この記事は有料記事です。残り938文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人福留庸友気仙沼駐在専門・関心分野東北、東日本大震災、メディア論関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







