2026年6月18日 6時00分西江拓矢印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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関西空港で1994年の開港以来の航空旅客数が、累計で6億人を突破した。コロナ禍を経て、インバウンド(訪日外国人客)の増加を背景に旅客が増加。2025年度の旅客数は約3355万人と、2年連続で過去最多を更新した。今春、民営化から10年を迎えた。 大阪湾の人工島に建設された関空は、世界初の本格的な海上空港として1994年9月4日に開港した。しかし、バブル経済崩壊後の景気低迷もあって旅客数は伸び悩み、「関西のお荷物」と揶揄(やゆ)されたこともあった。 2007年に2期島の第2滑走路が供用開始。12年には、関空を拠点とするLCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションが就航。第2ターミナルの運用が始まった。アジア方面への海外LCCの就航も相次いだ。 16年、空港の運営権は、オリックスやフランスのバンシ・エアポートなどが出資した関西エアポートに移り、民営化された。21年5月には第1ターミナルビルの大規模改修に着手。約700億円をかけ、国際線保安検査場の集約と拡張、国際線商業エリアの拡張などが26年6月に完了し、国際線のキャパシティーが大幅に拡大した。 累計旅客数は00年1月に1億人、05年11月に2億人、12年6月に3億人、17年3月に4億人、22年12月に5億人を突破した。ただ、コロナ禍で20年度の国際線旅客が前年度比99%減の約21万人となるなど、深刻な影響を受けた。その後、円安、大阪・関西万博開催もあってインバウンドが回復し、26年5月に6億人を突破した。 開港して30年余りの間に、関空の役割は大きく変化した。関西エアポートによると、1995年度は国際線旅客の約8割を日本人が占め、ツアーが旅行形態の中心だった。 それが2025年度には国際線旅客のうち外国人が約8割に上り、LCCネットワークの拡大などで個人旅行が中心となって、多くのインバウンドを迎える玄関口の役割を担うようになった。 足もとでは懸念もある。日中関係の悪化で中国方面の旅客数は25年12月以降、6カ月連続で前年割れが続き、5月は前年同月比で6割減だ。かわりに好調なのが、韓国、台湾、東南アジア方面。韓国方面の5月の旅客数は前年同月比2割増で、国際線の旅客数全体の36%を占めた。 今月12日にあった26年3月期決算の会見で、関空、大阪(伊丹)、神戸3空港を運営する関西エアポートは売上高2713億円、純利益402億円と過去最高だったことを発表した。山谷佳之社長は「空港としてのキャパシティーは整った」として、新たな需要を取り込むなど、さらなる成長を期待した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






