視点・解説サンフランシスコ=奈良部健印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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米国のAI(人工知能)開発会社「アンソロピック」が一般提供するとしていた最先端の「ミュトス級」AIを緊急停止すると発表しました。米国政府に、米国人以外に使わせないよう命じられたからだと言います。そもそもこのミュトス級AIとは何がどうすごいのでしょうか。使えなくなると、日本は困るのでしょうか。ポイントを整理します。記事のポイント(1)アンソロピックってどんな会社?(2)ミュトスとは?(3)「ミュトス級」を世に出すまで(4)突然の提供停止の理由(5)日本政府や日本企業はどうする?ミュトス級AIの利用を緊急停止 米政府、安全保障上の懸念か①アンソロピックってどんな会社? アンソロピックは、2021年に米国西部サンフランシスコで設立されたAI開発企業だ。 新しい会社だが、ITの巨人グーグルやChatGPT(チャットGPT)を世に出したオープンAIとともに、世界のAI開発を米国からリードしている。 創業の中心メンバーだったダリオ・アモデイ氏と妹のダニエラ氏は、オープンAIの元研究者。安全性をめぐる路線の対立でオープンAIを辞め、アンソロピックを設立したとされる。 社名の「Anthoropic(アンソロピック)」は、「人間」や「人類」を意味する言葉に由来する。AIが賢くなっても、人間中心の社会をつくるという思想が込められている。 高性能なAI開発競争で世界の企業がしのぎを削るなか、アンソロピックは「AIの安全性」を強く打ち出してきた。 国防分野では、AIが人間の命令なしに判断して人を攻撃する「自律型兵器」や、市民の大量監視の道具として使われることを警戒し、米政府との対立に発展。積極的に活用したい国防総省と意見が食い違い、米政府の調達企業から排除されたことで、米国政府を提訴した。②ミュトスとは? アンソロピックが開発するシ…この記事は有料記事です。残り1753文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人奈良部健サンフランシスコ支局長専門・関心分野テック、インド、財政と政治、移民難民、経済安保関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする








