インタビュー激化する長射程攻撃 「ウクライナは勝利する」 フィンランド識者聞き手・牧野愛博印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
[PR]
今年に入り、ロシアとウクライナ両軍による、相手領内の深部への長距離攻撃が目立っています。ロシア軍の進撃速度が鈍っているという分析もあります。フィンランドの地政学アナリストで、ウクライナの英字紙キーウ・ポストに定期的に寄稿しているジョニ・アスコラ氏は「戦争は長期化するかもしれないが、ウクライナは最終的に勝利するだろう」と語ります。「ロシアの勝利を許すこと、中国に危険なシグナル」フィンランド識者 ――ウクライナ東部ドンバス地方の戦況はどうなっていますか。 2026年に入り、全体的な戦況はウクライナにとって明らかに改善の兆しが出ています。しかし、ドンバス地方は依然として過酷で複雑な戦場です。特に歩兵の人員不足が大きな課題です。 ロシアは依然、ドンバス地方の制圧にこだわっていますが、進軍の速度は非常に遅く、小さな土地を奪うために膨大な兵力を犠牲にしています。 ――ロシアは5月の戦勝記念日に地上兵器を展示しませんでした。 地上兵器を登場させなかったことは、(ロシア大統領の)プーチン氏にとって屈辱だったと思います。ウクライナのドローン(無人機)攻撃に対する深刻な脆弱(ぜいじゃく)性を浮き彫りにしました。しかし、縮小されたパレードと実際の装備や人員不足を混同するのは誤りです。 ロシアは開戦時と比べ、攻撃力を大きく失いましたが、依然、(ウクライナにとって)非常に危険な状態です。ロシアは事実上の戦時経済へ移行し、多数のミサイルを保有し、ドローンについて豊富な戦闘経験を積んでいます。ロシアの兵力や武器がすぐに尽きることはなく、依然として強力な軍事的脅威です。【連載】読み解く 世界の安保危機 牧野愛博ウクライナにとどまらず、イラン情勢や台湾、北朝鮮、サイバー空間、地球規模の気候変動と世界各地で安全保障が揺れています。現場で何が起き、私たちの生活にどう影響するのか。のべ460人以上の国内外の識者へのインタビューを連載でお届けします。■石油の増収「ロシアの短期的…この記事は有料記事です。残り1498文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人牧野愛博専門記者|外交担当専門・関心分野外交、安全保障、朝鮮半島関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする









