現場から西岡矩毅 板倉大地印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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警察官の採用活動で苦戦する各地の警察が、「入り口」となる警察学校のイメージを変えようと模索している。警察庁が2024年、各地の警察で受験時の不安などをアンケートしたところ、4割超が警察学校について言及し、「厳しそう」などの意見が出た。実際に、学校生活のルールを見直す動きも出ている。受験者大幅減、警察官の確保向け制度見直し 年収増やプロ選手採用も 「SNSのアカウントは消した方がいいですか」 25年8月末、東京都府中市にある警視庁の警察学校の教室で、男子高校生から質問が飛んだ。 採用活動の一環で開かれた、警察学校の在校生を交えた座談会。ほかにも、「化粧はできるか」「帰省は可能か」といった質問が相次ぎ、参加者の関心は学校のルールに集中した。 10月に学校で開かれた採用試験の合格者と先輩警察官の交流会でも、同じような質問が続いた。一緒に来ていた合格者の母親は「ドラマの影響もあり、警察学校は厳しいというイメージがある」と不安をのぞかせた。 採用担当者によると、座談会や交流会を開く背景には、ドラマなどによる警察学校への先入観がある。連帯責任で腕立て伏せをしたり、スマートフォンが使えず公衆電話に列ができたりする場面を思い浮かべる人も少なくないという。 ただ、警視庁などの警察学校では、連帯責任を課していなかったり、スマホが使えたりと、時代とともにルールは変わってきているという。各警察のルールは? 進むルール見直し 北海道警では24年から、スマホの管理を個人に任せるようにした。これまではSNSの普及に伴う情報漏洩(ろうえい)のリスクを踏まえ、平日は教官が管理していた。 平日にスマホが使えれば、聞き慣れない法律用語を調べたり、家族と連絡を取ったりでき、学生や家族の安心にもつながるという。担当者は「採用情勢が厳しく、一般社会との乖離(かいり)をなくして採用希望者の不安を払拭(ふっしょく)したい」と話す。 大分県警は24年から、髪形を「端正かつ清潔感のあるもの」とした。それまでは髪の長さなどが決められ、ツーブロックも認めていなかった。担当者は「時代の流れに沿って、自発的に考えてもらい、警察官としての自覚を芽生えさせる方針に変えた」と説明する。 福岡県警では24年、外出時の服装として定めていた「スーツ」を取りやめ、カジュアルな服装も認めた。学生や教官にアンケートを採ったところ、一部の教官からは「人によってカジュアルさが変わるため指導がしにくい」という意見も出たが、学生だけでなく教官も考えながら指導することにしたという。■警察学校幹部に聞いてみた …この記事は有料記事です。残り826文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人板倉大地東京社会部|警視庁担当専門・関心分野事件、事故、警察行政関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする