2026年7月12日 11時30分八木拓郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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首都警察について広く知ってもらい、採用試験の受験者を増やそうと、警視庁は11日、年間で最大のイベント「警視庁キャリアフェス」を東京都文京区で開いた。北は北海道から南は熊本県まで29都道府県と海外から745人の学生や転職希望者らが参加。刑事、警備、公安、生活安全、交通など各部のブースで、一線の職員らから話を聞いた。 イベントでは、職員が仕事着でファッションショー風に登場。ドラマでおなじみの青色の作業着を着た鑑識課員や白衣の科学捜査研究所員、有毒ガスを通さない「化学防護服」をまとう公安部員、犯罪・交通事故防止イベントで活躍するカラーガード隊員らの姿に拍手が響いた。全国初の警察学校ツアー開始 夏休みには小学生も受け入れへ 警視庁 その後、ブースごとにイベントが開かれた。指紋採取(刑事部)▽ウェブ上でのローンオフェンダー(単独の攻撃者)検索(公安部)▽毛布と棒で「即席担架」作製(警備部)▽希少動物の密輸の手口や摘発する意義の学習(生活安全部)▽「理不尽に厳しい」と誤解される警察学校の実態把握▽合気道や柔剣道の見学(教養課)▽通訳者のやりがいの聴取(同)などがあった。中途採用を含む職員に相談する場も設けられた。 高校2年の石井悠真(ゆうま)さん(16)は「警察官は責任感や協調性が大事だと改めて実感した。将来の夢なので、気を付けて生活をしていきます」、大学3年加治翔太さん(20)は「首都を守りたいと思い参加した。地域に密着した警察官になりたいと強く思った」と話した。 採用を担う五島信仁・人事2課長は「警視庁には多種多様な職種があり、誰もが輝ける。志の高い人を心待ちにしています」と述べた。 この日は当初、午前、午後にわけて計700人を受け入れる予定だった。ただ、希望者が多く、会場の収容人数ぎりぎりの745人まで対応した。■初任給を増額、奨学金の肩代わりも 警視庁は2026年の採用から、大卒警察官の初任給を30万2100円(2025年1月現在)から32万1900円に増額。モデル年収(満額支給の実務2年目)を615万2千円から657万4400円にした。扶養手当、住居手当、通勤手当などは別支給だ。高卒も26万4700円から27万9400円に、行政職員も大卒で27万600円を29万400円にした。 26年4月以降の採用者については、奨学金の肩代わり制度も導入。申請時点の返済総額の2分の1を本人に代わって返す。上限は大卒など150万円、院卒225万円。採用2年目から10年かけ、毎年、定額を返す。こうした制度は異例で、この日のイベントの人気ぶりに影響した可能性が高いという。 同庁幹部は「警視庁は職員が多く、資器材も充実している。有事に他県に応援に行くような特別な警察。ワーク・ライフ・バランスや待遇もよい。引き続き、PRしていきたい」と話している。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません






