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国会で審議されている個人情報保護法改正案をめぐり、AI開発のためなら個人データを本人の同意なく提供できるようにする「特例」に、データ活用を推進する立場の専門家が異を唱えている。医療データの活用に詳しい京都大学の黒田知宏教授(医療情報学)だ。懸念されることは何か、聞いた。京都大学の黒田知宏教授=2026年6月9日、東京都千代田区、福岡龍一郎撮影 ――黒田教授は、医療データの活用に積極的な立場です。 「病院や医療の世界でデータをどう取り扱うかを研究しています。京大医学部付属病院で医療データを管理する責任者も務めています。医療の進歩は、これまでの患者のデータの蓄積があるから、成り立っていると考えています」 ――今回の個人情報保護法の改正案を、厳しく批判しています。 「医療情報についての国の検討会議で昨年秋、『最悪の案だ』と指摘しました。今も改正案への評価は変わっていません」 ――なぜですか。 「今回の法案は、AI開発の…