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〈11日(日本時間12日)、サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会 グループステージ(1次リーグ)A組 メキシコ2―0南アフリカ〉 聖地アステカに集まった8万人超の観衆が、メキシコの背中を押した。 前半9分、MFリラが高い位置で激しいプレスをかけ、相手からボールを奪う。こぼれ球を拾ったFWキニョネスが、GKの股を抜く冷静なシュートを流し込み、大会第1号。緑色に染まったスタジアムが、地鳴りのような歓声で揺れた。メキシコ代表も「8強」への壁 精通する日本人が語る四つのポイント遠藤航離脱で涙のミーティング 「残念で無念」長友が言葉詰まらす届かない「キント・パルティード」 メキシコにはW杯開幕戦のジンクスがあった。 過去7度戦い、2分け5敗。だが、アギーレ監督は前日の会見で「記録は知らなかった」と言い、余裕のある口ぶりで続けた。「選手たちに伝えておく。勝つ必要があると伝えるいい機会だ」 先取点はチームに自信をもたらした。両チームで計3人が退場する荒れた展開となったが、標高2200メートルの高地も味方につけ、主導権を握り続けた。 メキシコには、もう一つ打ち破りたいジンクスがある。 「8強への壁」だ。 2018年まで7大会連続でベスト16、前回22年大会は1次リーグで敗退した。届かない準々決勝を「キント・パルティード(5試合目)」と呼び、自国開催の1970年、86年大会に続く8強入りは悲願となっている。 40年前のW杯を選手として経験したアギーレ監督は冷静に言った。「次の韓国戦に集中する。一歩ずつ進んでいきたい」 今大会は出場チームが増え、準々決勝は6試合目となる。史上初となる3度目の開催で、歴史を塗り替えにいく。















