安田琢典 北沢卓也印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の画面をスクリーンショットしようとしたことが、脇見運転につながった――。今年3月、新名神高速道路で6人が死亡した事故の初公判が10日、津地裁であり、検察側は冒頭陳述で「ながら運転」の詳細を示した。なぜ事故が起きたのか。亡くなった6人の遺族も傍聴席から公判を見守った。「どうして泣かせるの?」朗読された孫への手紙 新名神事故初公判小学生のバレー指導、夫は楽しみに…新名神6人死亡の遺族「悔しい」時速80キロだと停止まで相当な距離 走行中の脇見運転は、重大事故につながる。 自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の罪に問われた水谷水都代被告(54)=広島県安芸高田市=は、検察側の冒頭陳述などによると、3月20日午前2時18分ごろ、広島方面に向かって新名神高速下り線のトンネル出口付近を走行。スマホの画面を見ながら時速約82キロで大型トラックを運転し、渋滞で停車中のミニバンに約9・4メートル手前で気づいて急ブレーキを踏んだが間に合わずに車列に追突したとされる。 日本自動車連盟(JAF)によると、80キロで走る車の運転手が、渋滞や人影などの障害を知覚してからブレーキを踏んで利き始めるまでの「空走距離」と、ブレーキが利き始めてから停止するまでの「制動距離」を合わせると、実際の停止までに要する距離は約80メートルだという。 知覚してブレーキを踏むまで1秒かかった場合、空走距離は20メートル以上になる。新名神高速の事故で、水谷被告が渋滞中の車列最後尾に気がついたのはわずか約9.4メートル手前。この距離に到達するまでの時間は0.4秒ほどとみられる。被告が運転する10トントラックには荷物も積まれていたとされる。 JAF三重支部の担当者は「高速で走行している際には、ほんの少しでも脇見をするだけで大事故につながる危険性がある。今回、車列に気がつくのが直前だったことを考えると、ほぼブレーキをかけられていない状態で突っ込んだのではないか」と話す。新名神6人死亡、被告が起訴内容認める TikTok見ながら運転か初公判、被告は消え入りそうな声で 自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の罪に問われた水谷水都代被告の初公判。水谷被告は傍聴席に向かって、一礼して入廷。起訴内容については、消え入りそうな声で「間違いありません」と認めた。 検察側の冒頭陳述などによると、広島県出身の水谷被告は短大中退後、アルバイトなどをしていたが、30歳ごろからトラック運転手として働くようになったという。 水谷被告は夫と長女、義母との4人暮らしだった。約4年前に、事故当時勤務していた会社で働くようになった。事故当時運転していた大型トラックは、2025年10月ごろに勤務先から貸与されたといい、荷物の配送や積み込みなどの業務に当たっていた。水谷被告は「ショックを受けた感じ」 初公判では、水谷被告の夫が…この記事は有料記事です。残り395文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人北沢卓也名古屋報道センター 論説委員補佐兼務専門・関心分野憲法が関わる社会課題、定住外国人、公共交通関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






