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2026年3月、三重県亀山市の新名神高速道路で起きた6人死亡の多重事故で、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の罪に問われたトラック運転手の初公判が10日、津地裁で開かれる。被告はスマートフォンの画面を見ながら運転していたとされ、量刑が主な争点となりそうだ。スマホゲームの「ながら運転」奪った敬太の命、10年後も襲う悲しみ 起訴状などによると、大型トラックを運転していた水谷水都代被告(54)=広島県安芸高田市=は3月20日午前2時20分ごろ、広島方面に向かって新名神高速下り線のトンネル出口付近を走行。スマホの画面を見ながら時速約82キロで運転し、渋滞で停車中のミニバンに約9・4メートル手前で気づいて急ブレーキを踏んだが間に合わずに追突した。その前にいたSUVは玉突きで別の大型トレーラーにぶつかった。 この事故で、ミニバンに乗っていた静岡県袋井市の会社員男性(45)の一家5人と、SUVを運転していた埼玉県草加市の団体職員男性(56)の計6人を死亡させたとされる。 現場は当時、車線を規制した工事が1キロ先であり、制限速度は80キロから50キロに規制されていた。水谷被告はこれまでの三重県警の捜査に「スマホを見ながら運転していた」といった趣旨の供述をしているという。 捜査関係者は、現場では工事による渋滞が起きていたにもかかわらず、水谷被告がスマホ画面を脇見する「ながら運転」で発見が遅れ、ほぼノーブレーキで突っ込んだ、と指摘する。ながらスマホ運転は増加傾向 識者「見られないシステム」開発を スマートフォンや携帯電話を使用しながら運転し事故を起こすケースは今も増加傾向にある。 警察庁によると、2025年にスマホなどを使用中に発生した「ながら運転」による事故は、「死亡」「重傷以上」をあわせて148件だった。罰則を強化した19年の改正道路交通法施行直後は、一時的に減ったが、20年の67件から右肩上がりで増えている。 25年の148件の内訳をみると、26件の「死亡事故」のうち画像を見る目的で使用していたケースが23件、通話中は3件だった。「重傷以上」の事故は122件で、このうち画像を見る目的が113件、通話中は9件だった。 25年までの5年間でみると、スマホなどが絡む事故の91.8%にあたる539件が「前方不注視」だった。 日本自動車連盟(JAF)によると、80キロで走る車の運転手が、渋滞や人影などの障害を知覚してからブレーキを踏むまでの「空走距離」と、踏んでから停止するまでの「制動距離」を合わせると、実際の停止までに要する距離は約80メートルだという。 知覚してブレーキを踏むまで1秒かかった場合、さらに20メートル以上走行することになる。渋滞最後尾到達まで0.4秒 新名神高速道路で3月に起き…この記事は有料記事です。残り935文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






