手術を受けた男児と母親=2026年6月3日、静岡市葵区漆山、本間久志撮影

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静岡県立こども病院(静岡市)はこのほど、先天的に心臓に重い疾患を抱える2歳の男児の手術に成功したと発表した。手術やその前後の安全管理の難しさなどから、全国的にも受け入れられる医療機関が少なく、男児は札幌市の丘珠空港から富士山静岡空港(牧之原市)に小型ジェット機で搬送されて手術を受けた。1歳過ぎから不整脈、電気ショックが必要に 札幌市在住の男児は胎児期に心臓に「線維腫」という腫瘍(しゅよう)があることがわかった。良性だが、心筋を圧迫して刺激し、不整脈による死亡率が高い疾患という。1歳過ぎから不整脈が出始めて薬で治療をしていたが、次第に長く続くようになり電気ショックによる治療が必要になった。 腫瘍を完全に切除すると心臓の機能が失われ、心臓移植はドナー不足や拒絶反応などの問題がある。複数の医療機関に治療を相談したが、対応できるところはなかったという。■心肺停止で救急搬送、こども…