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大阪府に住む石田美希さん(38)の生まれてまもない娘に異変が起きたのは、2025年のお正月のことだった。 当時、生後1カ月を迎えたばかり。年末から、せきと鼻水が出ていた。それが、急にせきのあとに無呼吸のような状態になり、唇が紫色に変わるようになった。無呼吸の時間は長くなっていった。 「これはおかしい」と思い、大阪母子医療センターの救急外来に駆け込んだ。検査の結果、娘は百日せきと診断された。入院して抗菌薬が投与され、酸素吸引などの処置を受けると、少し良くなったようにみえた。薬が効きにくい耐性菌、身近にある危機 百日せきや結膜炎で広がり「従来の菌が効きにくい耐性菌の可能性」 しかし、それから数日後、「症状が悪化しているから来て欲しい」と病院から電話があった。すぐに向かうと、小児集中治療室で、気管から管を入れ人工呼吸器をつけた娘の姿があった。医師や看護師がバタバタと出入りしていた。 医師から説明があった。「血圧が下がり、血液検査の値や酸素の状態も悪く危険な状態。百日せきの中でも、従来の薬が効かない耐性菌の可能性がある。別の薬に切り替えます」 さらに症状が悪化すれば、体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ)を使うかもしれないとも告げられた。「エクモだなんて、まさか死んじゃうの? こんなに一気に悪化する百日せきってあるの?」。石田さんは不安になった。 このころ、日本国内で、従来…この記事は有料記事です。残り821文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人松本千聖くらし科学医療部専門・関心分野医療、子どもや女性の健康、子育て関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする