インタビューイラン・イスラエルの攻撃応酬 「エスカレートの危険」 識者が懸念2026年6月9日 6時30分聞き手・比嘉展玖印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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防衛大学校の立山良司名誉教授 イスラエルのネタニヤフ首相は、トランプ米大統領との1日の電話会談で、レバノンへの攻撃に関して自制を求められた。 だが、その後にレバノンを拠点にする親イラン組織ヒズボラとの衝突で、自国の兵士に死者が出たほか、ヒズボラのロケット弾がイスラエル北部に着弾した。 10月までに総選挙を控えるなか、国境付近の住民や野党から批判も高まったため、ヒズボラの拠点を中心に攻撃を実施したのだろう。 ただ、レバノン側の発表では、今回の死者は2人にとどまる。これまでと比較すると、ある意味「象徴的」な攻撃に過ぎないのではないか。 一方、イランへの攻撃については、当初は限定的な反撃だったようだが、その後は相互攻撃が続いており、エスカレートする危険はある。 停戦の枠組み自体はトランプ氏の意向次第だが、現状では大きく崩れないだろう。ただし、核問題が協議の核心に戻る見通しは低い。イラン国内に存在するとされる高濃縮ウランをどう扱うかも課題だ。国際原子力機関(IAEA)の査察下での処分方法など、技術的にも政治的にも極めて複雑で、60日程度ではまとまらないだろう。 トランプ氏は表向き「核で譲歩を勝ち取る」と言い続けるだろうが、優先度は事実上封鎖されているホルムズ海峡の問題に移っている可能性が高い。 当面は海峡の開放や米国側の海上封鎖の緩和、イランの凍結資産の扱い(現金ではなく人道物資での供給案)といった現実的な論点が交渉の中心になるとみている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人比嘉展玖国際報道部専門・関心分野戦争体験の記録・継承、事件事故、パラスポーツ関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする