ニューヨーク=杉山歩 加藤秀彬印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

アメリカ、カナダ、メキシコで開催されるサッカーワールドカップ(W杯)北中米大会を現地観戦するお笑いコンビ「カカロニ」のすがやさん(35)は、これまで観戦してきた3大会とは違う計画を練っている。 「直前までチケットは買いません」 理由は、過去にないチケット価格高騰だ。 国際サッカー連盟(FIFA)は今大会、米国のスポーツ観戦で一般的な「ダイナミック・プライシング」を初めて導入している。需給に応じて柔軟に価格を変更する制度で、価格が上がりやすくなったと見られる。さらにFIFAは、購入者が公式サイトで自由に価格を設定し、転売することを認めている。 たとえば、米テキサス州ダラスで14日にある日本の初戦のオランダ戦は2日現在、公式転売サイトの最低価格が575ドル(約9万円)。最も高いチケットは11万5千ドル(約1840万円)で売り出されている。7月19日の決勝に至っては最低価格が7657.93ドル(約122万円)だ。購入者と販売者の両者にかかる手数料15%は、FIFAの懐に入る。 「言い方は悪いけど、(定価より高く転売して利益を得る)『転売ヤー』のようなことが自由にできてしまう。かなりインフレを起こしていて、今まで1万円で見ていた試合が10万になっている」とすがやさん。 円安の影響で飛行機代や宿泊費など必要経費が膨らむ中、節約の一つのポイントがチケット購入のタイミングだ。まだ買わないのは、過去の経験から、スタジアムが埋まらず直前で価格が下がるとみるからだ。 「米国人はサッカー以外のスポーツも好きだから、W杯でも国内の観客がそこまで増えるとは思わない。今回だけは移動手段を先に決めて、直前までチケットなしで構えます」司法当局がFIFAを捜査 円安の影響を受けない米国の…この記事は有料記事です。残り1401文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人杉山歩ニューヨーク支局専門・関心分野米国経済、移民加藤秀彬スポーツ部専門・関心分野陸上、サッカー、海外スポーツ関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする