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「飛鳥・藤原の宮都」が、世界遺産登録に向けて大きく近づいた。構成資産の大半が集中する奈良県明日香村では、「日本の原風景」と言われる里山の、のどかな景観に溶け込むように、1400年前の遺跡が点在する。 遺跡や景観はどう守られてきたのか、振り返りたい。「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産へ ユネスコの諮問機関が「登録」勧告世界遺産登録へ「飛鳥・藤原」どんなところ? 記者2人が動画で紹介宮殿や仏教寺院などの跡が点在する奈良県明日香村。手前中央は石舞台古墳=2026年5月17日、朝日新聞社ヘリから、林敏行撮影 高度経済成長期、明日香村の近くにまで宅地開発の波が迫っていた。 飛鳥の遺跡保存への関心が全国的に広がるなか、1970年6月に佐藤栄作首相(当時)が村内の甘樫丘(あまかしのおか)を訪れ、遺跡の調査と保存を国家的事業とすることを閣議決定した。明日香村に視察に訪れ、甘樫丘で説明を聞く佐藤栄作首相(最前列左から2人目)=1970年6月28日、奈良県明日香村 80年には「明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法(明日香法)」が公布・施行された。 明日香法は、村全域で歴史的…






