2026年6月6日 7時00分小宮山亮磨印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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コロナ禍以降に減っていた水痘(みずぼうそう)の患者がじわりと増えている。すでに4府県で「注意報」の水準を超えた。 国立健康危機管理研究機構のまとめでは、5月24日までの1週間で報告された定点医療機関当たりの患者数は、大分県が最多で1.31人。大きな流行が起きる可能性があるとされる注意報の基準「定点当たり1人」を超えた。このほか、石川と山形、京都の3府県も基準を上回っている。 水痘の患者は2020年以降に激減し、その後は全国で定点当たり0.2人を上回ることはほとんどなかった。コロナ禍でマスクや手洗いといった感染対策をとる人が増え、水痘の流行も抑えられたとみられる。 だが、24年ごろからじわじわと増え始め、25年夏には一時、全国で0.6人を超えた。国立感染症研究所はこのとき、「患者が増えている」と注意を呼びかけていた。 今年も徐々に報告数が増えており、4月以降は全国で0.3人を超えている。研究所感染症サーベイランス研究部の神垣太郎部長は「昨年と同じような水準で推移している。注意が必要だ」と話す。 水痘は、かゆみを伴う赤いブツブツが頭皮や体にできる病気。かかりやすいのは9歳以下の子どもだが、大人が感染すると重症化しやすく、肺炎や脳炎で死に至ることもある。 研究所予防接種研究部第三室の森野紗衣子室長は「水痘は空気感染するので、手洗いやマスクだけでは防ぎきれない」としてワクチンの接種を呼びかける。生後1年が過ぎてから3歳になるまでの間に2回受けられる定期接種は、1回目の接種率は95%を超えているものの、2回目は90%を下回っているという。「定期接種対象の期間は、費用の自己負担はない。機会をぜひ活用してほしい」と話す。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小宮山亮磨デジタル企画報道部兼くらし科学医療部専門・関心分野データ、統計、自然科学、社会科学関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする