2026年6月5日 21時30分朽木誠一郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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北海道江別市の公園で2024年10月、大学生の長谷知哉さん(当時20)が集団で暴行され死亡した事件で、強盗致死などの罪で起訴された男女6人のうち、川村葉音(はおと)被告(21)の裁判員裁判の論告求刑公判が5日、札幌地裁(高杉昌希裁判長)であった。検察側は「情状に酌量の余地はない」と述べ、無期懲役を求刑。弁護側は「犯行に計画性がなく、暴行は偶発的」などと主張した。判決は25日の予定。 5月25日に始まった川村被告と、当時、少年だった2人の公判は、3日から分離され、5日は川村被告について遺族の意見陳述や論告、弁論などがあった。 「なぜうちの息子がこんなことになったのか、今でも分からない」 遺族の意見陳述では、長谷さんの両親の心情が代理人弁護士により読み上げられた。 長時間にわたり繰り返された執拗(しつよう)な暴行に「何度も謝罪し、止めてくださいと言ったが、命まで奪われた」とし、「息子の痛み、苦しみ、恐怖を思うとつらい」と訴えた。 法廷に立った被害者の姉は「たった一人のかわいい、大切な弟を返してほしい」などと涙ながらに訴えた。 検察側は論告で、長谷さんと交際していた八木原亜麻(あま)被告(21)=強盗致死罪などで起訴=と友人関係にあった川村被告について「犯行における役割は重要で経緯や動機に酌量の余地はない」と指摘。「遺族の処罰感情は極めて厳しく、最大限の配慮が必要」と主張した。 弁護側は弁論で、最初から強盗の目的があったわけではなく、「計画的な強盗とは全く異なる」と主張。当初は話し合いの予定であり、暴行は偶発的だったと説明した。積極的に加害や利得を目的としたわけではないとして、川村被告には懲役13年の有期刑が相当とした。 最後に、川村被告は遺族らに「本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人朽木誠一郎北海道報道センター|事件・司法専門・関心分野医療、健康、くらしの安全印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする