イタリア独白劇「非常に落語的」と米団治 上方落語と異色コラボ実現2026年6月5日 17時30分川村貴大印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「上方落語×イタリア独白劇」という異色のコラボレーションが実現した。天満天神繁昌亭(大阪市北区)で6月2日に開かれた日伊修好160周年記念公演「話芸の真髄(しんずい)」で、イタリアの俳優が一人芝居を、桂米団治さんらが落語を披露し、満員御礼の客席を沸かせた。 一人芝居「MIGLIORE(ミリオーレ) 模範の人」を日本語字幕付きで演じたのは、イタリアを代表する俳優のヴァレリオ・マスタンドレアさん(54)。昨年、来阪した際に「ミリオーレを大阪でやりたい」とイタリア文化会館-大阪の館長に持ちかけたのがきっかけで、今回の公演が実現した。 マスタンドレアさんは舞台上に1人で立ち、顔の向きを横、正面と素早く切り替えることで複数の人物を演じ分けた。 物語は、善良で平凡な男が悪に染まることで成功を収めるブラックコメディー。シリアスな雰囲気から繰り出されるユーモアと皮肉の利いたセリフの数々に、客席からは何度も笑いが起きた。 1時間ほどの一人芝居が終わると、日本語字幕を手がけたラジオDJの野村雅夫さんを司会とした座談会が開かれ、米団治さんとマスタンドレアさんが登壇した。 米団治さんは「1時間も退屈させずにお客さんを引きつける一人芝居はあまり例を見ない。学ぶところが多くて感動しました」と絶賛。演じ方について「声のトーンが変わっていないのに人間が変わっていて、非常に落語的だと思いました」と評した。 マスタンドレアさんは「(お客さんの頭に)色々な映像が浮かぶよう心がけて演じました。ひざが痛くなるので、今回は立ってやらせていただきました」とジョークを交えながら話した。 続いて桂佐ん吉さんが「手水廻(ちょうずまわ)し」、米団治さんが「掛け取り」を披露。イタリアに関する単語やしゃれを織り交ぜながらの好演に、客席は終始、大きな笑いに包まれた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人川村貴大文化部|伝統芸能・演芸担当専門・関心分野伝統芸能・演芸、お笑い、教育関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする