[PR]
スキャンダラスな「裏の顔」をどぎつく描かれて、家族は怒っていないのだろうか。占師・細木数子さんの半生を扱ったNetflixのドラマ「地獄に堕ちるわよ」を見ていると、どうしても気になってしまう。感想を聞かせてください――。細木さんの養女で、占いの後継者として活動する細木かおりさんを直撃した。全話見た上で、明かす思いは。ネトフリ、法務の人も連れてきた ――事前にドラマ化の打診はあったのでしょうか。 「3年ほど前に数年前から細木数子のドラマを企画していると連絡があって、事務所にお越しいただきました」 「『取材に協力してほしい』という意図かと思ったら、『いや、こちらで作ります』『許可取りに来たわけでもない』というお話でした。全く何も言わずに話を進めて配信するのは失礼だろうから、筋を通すつもりでお越しになったと」 「もし許可を取りに来ていたなら、私はノーと答えるつもりでした。望んでいませんし、親の人生を売って収益を得るみたいなことはしたくない。ただ向こうは法務の人も連れてお越しになったので、こちらがどうこう言っても何とかなる段階ではないと察しました」 ――オーケーしたのですか。 「全く内容が分からないので、良しとも何とも。ああそうですか、です。内容に一切関与できないのであれば、せめて目に入る衣装などは本物であってほしいと思って、細木数子の衣装やバッグは、撮影のために無償でお貸しすることにしました」 ――実際に完成したドラマをご覧になって、どう思いましたか。 「今まで書かれてきた週刊誌の記事などを映像化したんだなと。私たちのような細木数子に密に関わってきた人に直接取材せずに作っているので、それはそうだよねと。エンタメとしては、こういう作品になるんだな、と感じました」【評論家はこう見た】細木数子を美化したドラマか 評論家は「メスの入れ方は弱いけれど」 ――「占いは信じない」というせりふもありました。本当に言うのですか。 「占いの結果に一喜一憂するな、とはよく言いました。六星占術は統計学で、それが指し示す人生の浮き沈みのリズムは間違いなくあるけれど、悪い結果を知ったら変える努力をしなさいと。良いと分かればさらに良くするよう生かしなさいと」 「ですから、『占いを信じない』という言葉はざっくりしすぎていますね。悪い結果が外れた人には、『当たんないでよかったじゃない。あんた当たってほしかったの?』ともよく言いましたが、そこには彼女なりの思いがあるわけです」「全然違う」と思うけれど 「彼女なりの深い愛は当然描き切れない。そもそも最初から、私たちが知る『本当の細木数子』が描かれるという期待は全く持っていませんでした」 ――どうしてですか。 「細木数子という人は、災害の時や、捨て犬や捨て猫のための施設を作るために1億円を寄付しても、誰も話題にしません。彼女も話題にしてほしいわけでもない。その一方で、スキャンダラスな面ばかり注目される。家族は慣れっこなんです、それが細木数子なんだなと」 「むしろ、皆さんが彼女にダークでいてほしいのかな、と思うぐらい。正直、エンタメ作品で良いことばかり描いても面白くはありませんから、やっぱりこんなもんだよね、と思います」 ――物語は、作家が細木数子さんから半生を聞く形で進みますが、後半から「細木さんの弟」が、細木さんがかつて後見人を務めた島倉千代子さんとの関係についての暴露を皮切りに、裏の顔を明かす構成です。フィクションとうたう作品ですが、どこまで真実に近いのか気になります。 「占いが『霊感商法だった』という指摘だとか、細木数子の弟の描き方、そして島倉千代子さんとの関係も、『全然違うな』と思うことは多々ありました」 「ただ、弟にも家族がいるし、細木も島倉さんも亡くなっていて、2人にしか分からないこともある。それを私が語って、誰かを傷つけたり、嫌な思いをさせたりするのは、違うと思っています」 「ですから、ドラマへのアンサーを具体的に話すのは難しいです。本人の自叙伝『女の履歴書』に記されているような出来事は起きていくから、6割方は合っているとしても、そこから掘り下げないと、彼女の真意は描けない。でもその一つ一つを話していくのは、すごく難しい。家族としてはモヤッとした気持ちが残ります」記事にならない、島倉千代子への言葉 ――細木数子さんと暴力団員との交際も、ドラマでは描かれていました。 「戦後の流れで付き合いがあったことは、本人が自叙伝にも書いています。だけどドラマを見て、細木数子が占師としてテレビに出ている時にも付き合いがあったとか、私たち家族が今も付き合いがあると思った人もいるんですよ。なんでよ、と言いたい」 ――過去の週刊誌を見ると、細木さんが取材に「昔のことで、今は付き合いは無い」と反論する記事もありましたが、交際の継続を追及する記事もありました。 「本人は諦めていましたね。反撃しないのかと聞いたら、『反撃なんかしたら毎日裁判だよ』と。直接『違う』と答えても、過去のことが掘り返される。だから、言いたいやつには言わせておけばいいと」 「島倉千代子さんとの関係では、島倉さんが亡くなった際に週刊誌の記者が『コメントをください』と来たことがあります」厳しい言葉が並びます。演じる戸田恵梨香さんの評価を尋ねると、空気は一転して…… 「その時に母が、『私が何か…






