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アコースティックギターを持ち、ステージに上がった。 奥本カイリさん(19)は緊張した表情のまま、弾き語りを始めた。 2026年5月17日に大阪市で開かれたギターのイベント「サウンドメッセ in OSAKA 2026」。 普段はAKB48のメンバーとして活動するアイドルが、観客の視線を集めていた。 1曲目はロックバンド・オアシスのヒット曲「Wonderwall」をカバー。その演奏を終えると、ほっとした様子で語った。 「私はAKB48に入る前からロックやメタルが好きでした。ずっと手の震えが止まりませんでしたが、思いを込めて歌いました」奥本カイリさんは、AKB48に入って約2年。個性豊かなメンバーが集まる中、自分の強みを見つけられずにいました。それを変えたのが、中高生時代に没頭していたギターです。19歳のアイドルが思い描く夢を紹介します。高校ではエレキギターを担当 奥本さんは音楽好きな家庭で育ち、幼少期からヒップホップやロック、メタルなどさまざまなジャンルの音楽に触れてきた。 中学生のときにアコースティックギターを買ってもらい、その魅力にとりつかれた。 高校では軽音楽部でバンドを組み、エレキギターを担当した。 それでも、ギターはあくまでも趣味だった。「表現者になりたい」と俳優を目指していたところ、AKB48のオーディションを知って挑戦した。 高校2年の終わりに合格し、AKB48の19期生としてお披露目された。企画の選考「これを逃したら…」 しかし、歌やダンス、トークなどさまざまな個性を発揮して活躍する同期メンバーを横目に、自分自身の強みが見つけられずに苦しむ日々が続いた。 そんなとき、AKB48でバンドを組む企画が持ち上がった。担当する楽器を決めるのは、グループ内でのオーディションだった。 「これを逃したら私は次がない」 日常のほぼすべてをギターの練習に費やした。選考を勝ち抜き、ギターの担当に選ばれた。「これが私の生きる道なんだ」と心に決めた。 今回、そのギターや音楽への熱い思いが認められ、サウンドメッセへの出演が決まった。デビューから約2年で、初めてとなるソロ活動の機会を得た。 「音楽愛を伝えたい」と臨んだステージ。30分間で計5曲を披露したあと、見守っていた観客に向かって、こう語った。 「私の夢はギタリストです。その夢はまだまだ遠いと思っていますが、全力で頑張り続けるし、一流のギタリストになれるように成長を見届けてくださるとうれしいです」 19歳のアイドルが、ギタリストへの道を一歩踏み出した。 ◇ 奥本カイリさんが、イベント前日のインタビューで語った主な内容は次の通り。――明日のステージに向けた今の心境は。 緊張が9割です。AKB48のメンバーとしてではなく、個人の奥本カイリとしてイベントに出るのが初めてです。本当に「人生一」と言ってもいいくらい緊張しています。私の音楽愛を伝えられるステージにしたいです。「最初に触れた楽器はピアノ」――音楽愛の原点は? 家族が本当に音楽好きで、生…