深掘り2026年6月4日 14時30分(2026年6月4日 19時25分更新)有料記事渕沢貴子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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佐賀県警科学捜査研究所(科捜研)のDNA型鑑定の不正が明るみに出てから約9カ月。警察庁が4日に公表した特別監察の結果報告書は、元職員(懲戒免職)が単独で関わった鑑定のうち、4割弱が不適切だったと結論づけた。8年間にも及ぶ不正は、どのようにして繰り返されたのか。DNA型鑑定不正、佐賀県警で何が起きたのか 原因と再発防止策は?多岐にわたる不正の「手口」 43歳の元職員は2012年4月に県警に採用され、15年からDNA型鑑定に従事するようになった。 不適切とされた最初の鑑定は16年8月。運転中に衝突事故を起こして逃げた疑いがある容疑者の車のエアバッグを鑑定したが、作業日を変更するなどしていた。 DNA型鑑定は主に、次のような流れで進められる。①鑑定資料に唾(だ)液・血液などが付着しているか予備検査で確かめ、必要な部分を切り出す。②唾液・血液などに含まれたDNAを抽出・精製、増幅する。③DNAが入った溶液を検査する。分析装置が正しく動作するか確かめるためDNAが入っていない溶液も同時に検査する。④DNA型を解析する。⑤書類を作成して上司の決裁を受け、結果を警察署などに回答する。⑥余った資料は警察署などに返却する。 特別監察によると、不適切な行為は①~⑥のほとんどの過程で確認された。 ①の作業すらせずに「DNA型は検出されなかった」と虚偽の報告をしたり、血液などの付着はないとして鑑定作業をやめたが、不正発覚後の調査で実施された再鑑定でDNA型が検出されたり。 盗難被害品の農作物をぬぐっ…この記事は有料記事です。残り844文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする