2026年6月4日 17時00分奥田薫子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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ファンだった海外の有名ピアニストのSNSを見ていたら、本人から連絡が来て、好意を伝えられた――。こんな手口で計1億円余りをだまし取られるロマンス詐欺被害があったと、神奈川県警が4日に発表した。被害を受けた相模原市の50代の公務員の女性は、貯金や親族の遺産、最後は借金までして支払った末に金策が尽きて警察に相談し、発覚した。 相模原北署によると、女性が2024年1月にスマートフォンで海外の有名ピアニストのインスタグラムを見たところ、ピアニスト本人を名乗る者からダイレクトメッセージが届いた。「私の良いファンでいてくれてありがとう。好きだよ」などの内容の日本語のメールで、LINEの連絡先を交換したという。配送業者に税関職員、銀行員 次々と連絡が その後も頻繁に連絡があり、「日本に行ったら一緒に暮らしたい」とも言われた。そのうえで「海外で荷物を預かってもらっていた場所が閉鎖されてしまったので、日本で活動するために荷物を預かってほしい」などと持ちかけられた。 女性が了承すると、配送業者や税関職員をかたるメールが届き、「配送料」などの振り込みを求められた。女性は44回にわたり、計約8054万円を振り込んだという。 2025年に女性は振り込む資金がなくなり、「ピアニスト」に相談した。すると、「私名義の口座があるから、そこから支払う。女性名義に変更をして」と指示された。 指示通りに手続きをすると、今度は海外の銀行職員をかたる連絡もあり、口座開設に伴う税金や「振り込みが遅れた罰金」などの名目で18回、計約2762万円を振り込んだという。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする