コンビニ店員の直感「それって詐欺じゃないですか」 電話の声で確信2026年5月23日 11時00分馬場玲妃印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

電子マネーを使った詐欺被害を未然に防いだとして、コンビニエンスストア従業員の小野寺茜さん(32)に22日、宮城県警登米署から感謝状が贈られた。 「5万円分ほしいのですが」。4月21日の午後3時半ごろ、登米市内の「ファミリーマート豊里町店」のレジで勤務していた小野寺さんに、60代の女性客が話しかけてきた。手には電子マネーカードが握られていた。 「何に使うのですか?」 「パソコンがウイルスに感染しちゃって。画面に出てきた番号に電話したら電子マネーカードを購入するよう言われて」 怪しい。直感的にそう思った小野寺さんは、隣のレジで接客を終えた父であり店長の千葉照寿さん(64)に相談し、警察に電話した。 「それって詐欺じゃないですか」。女性客は急いで近所の自宅に車で戻り、再びコンビニにやってきた。通話状態のスマートフォンを携えていた。 画面には海外からと思われる番号。電話相手の女性が話すカタコトの日本語を聞いて、「詐欺だ」と確信した。警察に相談した上で、電話を切った。 後日、再び来店した女性から「本当に助かりました」とお礼を伝えられた。日頃から客の様子で気になることがあれば積極的に声をかけてきたという小野寺さん。過去には、「1億円が当たったというメールが届いた」と話す男性が、メールの相手のために3万円分のカードを購入しようとしたのを止めたこともあるという。 感謝状を受け取ると「これからも親身な行動を心がけたい」と話した。 登米署では今年2月から、コンビニ店舗ごとに担当警察官をつける「コンビニサポートポリス制度」を導入している。小野寺さんも今回、110番ではなく担当者のいる駐在所の電話を鳴らしたという。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする