2026年6月4日 5時00分福島慎吾 初見翔 平山亜理 多田晃子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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大型の台風6号は3日朝、和歌山県南部に上陸し、東京都内では複数の河川や自治体に「レベル4危険警報」が出された。5月28日から提供が始まった新しい防災気象情報による初めての運用だ。気象庁は「地元の自治体が警戒レベル4避難指示を発令する目安となる情報」と位置づけるが、避難指示の発令については自治体によって判断が分かれた。判断の決め手や理由は何だったのか。 都内では善福寺川、野川・仙川、目黒川、神田川で、レベル4氾濫(はんらん)危険警報が出された。このほか、品川区と大田区にレベル4土砂災害危険警報が、品川区にレベル4大雨危険警報が出された。【動画】台風6号 東京各地の河川の様子 ※安全に配慮して撮影しています防災気象情報で状況把握を明確に 杉並区では、区内を流れる善福寺川の水位が上昇。都と気象庁は「氾濫の恐れがある」と判断し、午前7時10分にレベル4氾濫危険警報を発表した。これを受け、区は午前8時前、避難指示を発令。午前8時半ごろには区内を流れる神田川にもレベル4氾濫危険警報が出され、区はさらに避難指示を出した。 区内に避難所9カ所が設置され、最大で計30人が避難。危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル4に相当する情報が出されたことで、避難所を通常の災害時よりも3カ所増やして対応したという。 区の防災担当者は「レベル3やレベル4という数字がついたことで、住民だけでなく、防災情報に慣れていない職員にも、どういう状況にあるのかがわかりやすくなったと思う」と話した。総合的判断や土砂災害を念頭に避難指示発令 3日午前9時24分にレベル4大雨危険警報が出された品川区では、直後の午前9時半、区内全域に避難指示を発令。気象庁の新たな防災気象情報の運用開始に合わせ、区は防災行政無線での呼びかけ基準などを見直していた。この日の避難指示は「レベル4の発表を受け、区として総合的に判断した結果」だという。 区は2日午後8時以降、区内に避難所計17カ所を開設。最も多かった3日午前11時時点で10人が利用したという。 野川・仙川にレベル4氾濫危険警報が出たことを受け、調布市は午前8時40分、避難指示を発令した。理由について、市の担当者は「土砂災害の発生を念頭に考慮した」と説明する。 市は前日の2日時点で、気象庁による発表予測を受け、避難所の開設を検討していた。市内では3日午前6時ごろから雨が強まり、野川の水位が急速に上昇したという。 さらに、野川大沢調節池への流入量も増え続けたことから、市内に計8カ所の避難所を開設。計21人が避難したという。水位急上昇受け、避難所ではなく「垂直避難」を選択 一方、目黒川では午前8時20分にレベル4氾濫危険警報が出されたが、目黒区は避難指示を出さなかった。 区によると、目黒川の水位が急に上昇したことなどから、自宅などを出て避難所に移動してもらうのではなく、浸水の危険がない2階以上の高い場所へ移動する「垂直避難」が適切と判断。X(旧ツイッター)やLINEなどを活用し、区民に呼びかけたという。 開設した3カ所の自主避難所には、計3世帯7人が避難したという。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人初見翔ネットワーク報道本部専門・関心分野農林水産業と食、まちづくりとものづくり、教育・子育て平山亜理ネットワーク報道本部|武蔵野地区担当専門・関心分野移民・難民 外国人 多文化共生 南米 高齢化関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする