首相官邸に入る高市早苗首相=2026年6月2日午前8時13分、岩下毅撮影

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中東情勢を受けた物価高に対応する補正予算案で、高市早苗首相がこだわったのが財政規律に配慮する姿勢だ。背景には、首相の「責任ある積極財政」に疑念を抱く金融市場の存在がある。こだわった「国債は増えない」 補正予算案の総額3兆1135億円はすべて赤字国債を発行してまかなうが、首相は5月25日の会見で「市中への発行総額は増やさずに対応することができるため、国債マーケットに大きな影響を与えることなく実行可能だ」と強調した。 国債は発行するのに、発行総額は増やさないというのはどんな理屈なのか。財務省によると、税収の上ぶれなどにより2025年度の国債発行が計画より3兆円少なく済む見通し。このため、3兆円超の国債を新たに発行しても市場に出回る量は差し引きでほとんど変わらないという。 政府関係者は「首相は金融市…