ストーリー長生炭鉱水没事故、日韓の演劇人が舞台に「数字でなく人間を感じて」増田愛子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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太平洋戦争中、183人が命を落とした山口県宇部市の海底炭鉱「長生(ちょうせい)炭鉱」の水没事故を題材に、日韓の演劇人が作る舞台が6月、東京で初演される。戯曲を書いた韓国の劇作家、金旼貞(キムミンジョン)さん(51)は「ただの数字ではなく、あそこには確かに人間がいたことを感じてほしい」と話す。 1942年2月、炭鉱の坑道が崩れて海水が流入した。犠牲者の約7割、136人は朝鮮半島出身者だった。遺体は収容されないまま炭鉱は閉山。市民らで作る「長生炭鉱の水非常(みずひじょう)を歴史に刻む会」(刻む会)が、証言の収集や遺骨収容に取り組んできた。この会の潜水調査では昨年8月、韓国のダイバーが大腿(だいたい)骨を発見するなどしている。 上演する舞台「長生炭鉱――生きたかった」は、84年前の炭鉱労働者たちと、彼らの存在を後世に伝えようと努力する戦後の日韓両国の人々を交互に描く。 日本の「劇団温泉ドラゴン」と、韓国の「劇団58ROUTE」の共同製作。それぞれの劇団を率いるシライケイタさん(51)と高秀喜(コスヒ)さん(49)、10年以上親交のある2人が公演を企画し、金さんに執筆を頼んだ。 金さんが題材に悩んでいた時、高さんに長生炭鉱を巡るドキュメンタリー映像を紹介された。これまでも韓国の近現代史をテーマに作品を書いてきたこともあり、「海底に埋もれていた話を、私が引き揚げるように戯曲を書くことができたら」と決意した。 ドキュメンタリーや小説など…この記事は有料記事です。残り643文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人増田愛子文化部|専任記者専門・関心分野歌舞伎、文楽、海外の演劇、公共劇場関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






