2026年5月31日 12時00分田中美保印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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来春卒業する大学生らを対象とした企業の採用選考が6月1日、解禁される。法的な拘束力のない政府のルールのため、すでに7割超の学生が内々定を得ているとの調査がある。今後、選考を本格化させる企業もあり、6割超の学生が就職活動を続けているという。「準備不足」悩む就活生 早まる企業選考に苦戦 内定なく休学も検討 政府の就活ルールでは、大学3年の3月に会社説明会、4年の6月に選考が解禁される。だが、人手不足を背景に学生優位の「売り手市場」が続くなか、採用活動を前倒しして始める企業が目立つ。 マイナビ(東京都千代田区)の調査によると、今年4月時点で内々定を得た来春卒業予定の学生は70.9%で、前年同期より0.9ポイント増えた。企業の採用活動が続いているため、内々定を得ながら就活を続けている学生は、前年同期より1.6ポイント増の32.8%だった。内々定をもたない学生を含めると61.9%が続けているという。 政府のルールに先駆けた早期選考が一般化している状況を、学生はどのように感じているのか。 インディードリクルートパートナーズ(東京都千代田区)の就職白書2026によると、「内定取得の機会が増えた」かの質問に、「どちらかというと」をあわせて「当てはまる」としたのが53.6%。その一方で「混乱や負担を感じた」かについては「どちらかというと」を含め「当てはまる」が58.2%にのぼった。 政府のルールと実際の採用活動に差が生じていることについて、「会社も早く選考を始めるため、どの情報をもとに就活を進めたらいいか不安になった」(文系・女子大学生)、「長期間学業に集中できないことはストレスだった」(理系・女子大学院生)といった感想があった。 学生の心理的な負担は大きい。調査機関のABABA総研(東京都渋谷区)が5月中下旬、来春卒業予定の学生に尋ねた調査では、47.2%が不眠や集中力低下といったメンタル面の不調を感じると答えた。内定を得ている学生でも4割が不調を感じたと回答したという。 担当者は「活動を続けなければいけない、といった終わりのないプレッシャーや焦燥感が、学生を疲弊させている」としている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人田中美保経済部専門・関心分野働き方、地域経済、地方創生関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする