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若者のクルマ離れが言われて久しい。自動車そのものや産業構造が大きく変わる中、車検や定期点検に欠かせない自動車整備士は、どのように育成されているのか――。日産自動車が栃木県内に設ける養成校を訪ねてみた。EV、電子制御……変わるクルマ 日産栃木工場(上三川町)近くにある日産栃木自動車大学校。工場のような広大な実習場に入ると、学生たちが教材の乗用車を前に頭を悩ましていた。 ハイブリッドシステムのe―POWER車から、事前に設定された故障箇所を探す課題。コンピューター診断で異常を探していくが、どの班も苦戦が続いた。 「今のクルマは電子制御。検査用端末とにらめっこになる時間がほとんど。オイルまみれになることもありますが、オフィスワークのような仕事になってきている」(統括教員の高山雄平さん) その横では、日産の電動化戦略の中心となる軽の電気自動車(EV)「サクラ」のバッテリー交換が行われていた。手順を誤ると重大事故につながりかねない作業だ。 新しい技術であるEVの点検や修理を深く教えている養成校はまだ少ないという。EVに力を入れている日産の系列校だからこその取り組みだ。 同校は日産が全国に五つ置く自動車整備士の養成校の一つ。主要コースとして、一級整備士を目指す4年制、二級整備士を対象とした2年制がある。学生にも変化「ゲームが入学のきっかけに」 上三川町出身の小林空翔さん(21)は子どものころからのクルマ好き。「クルマ関係の仕事につくことは昔から決めていた」。放課後は自分の愛車を持ち込み、足回りや吸気系に手を入れる。 だが、このような熱いクルマ好きの学生は減っているという。 高橋真教頭は「車のゲームが好きということをきっかけにする子が多い。機械に触れたこともなく、『ねじは右に回して締める』というところから教える」と苦笑する。 もう一つの変化は外国人学生の増加だ。全校のうち5割は外国籍で、18カ国の学生がいる。このため、2021年に外国人向けのコースを新設した。 スリランカ出身のシルワ・シェヴィーンデランさん(22)は「漢字が難しいけど、一緒に学ぶ日本人の同級生に教えてもらっている。将来はスリランカと日本を結ぶ車のビジネスをしたい」と目を輝かせる。■待遇は大幅改善…この記事は有料記事です。残り561文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






