現場から倒された囚人墓標に相次いだ激励、町長は涙 受刑者にこみ上げた思い原知恵子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする【動画】なぎ倒された囚人の墓標がボランティアらの手で復旧した=原知恵子撮影

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「現場に駆けつけた時はショックで、あぜんとして、悲しみで言葉も出ませんでした。でも、きょうのこの光景を見たら……。墓地に眠る囚人の方々も、喜びの涙を流しているんじゃないかな」 29日、北海道月形町の篠津山霊園。整然と立ち並んだ58基の墓標を見つめながら、上坂隆一町長はこらえきれずに涙をぬぐった。北海道で倒された58基の囚人墓標 訪ねて知った100年超前の苦難 約3週間前。この霊園の一区画にある58基の墓標が一斉になぎ倒される被害にあった。 墓標は、明治から大正期にあった樺戸集治監(後の樺戸監獄)で亡くなった囚人たちのもの。北海道開拓の担い手として、過酷な道路開削や開墾、インフラ整備などにあたった歴史がある。地元は、この地で命を落とした無縁仏1022柱を埋葬。406基ある個人墓標には戒名を刻み、慰霊を続けてきた。 「開拓の礎を築いた方々になんてことを」――。 現場に自然災害の形跡はない。大切に守り続けてきた場所が何者かに荒らされたとみられる事件に、地元は深い悲しみと憤りに包まれた。 しかし、その悲しみは、すぐに「再生」のうねりへと変わっていく。支援の申し出が続々 受刑者も汗 事件が報じられると、役場に…この記事は有料記事です。残り1061文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする