国会前だけじゃない…各地の街中で小さなデモ 鉄道で「全駅一斉」も宮崎亮印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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高市早苗首相が改憲に強い意欲を見せている。そんな中、国会前の大規模デモと並行し、全国の街中では多様なスタイルの小さなデモが次々と生まれている。「一人じゃない」小さな改憲反対デモ、SNSで連帯 富永京子さん 4月14日、JR大阪環状線の全19駅の前で、一斉にスタンディングデモをしようという呼びかけがX(旧ツイッター)上で始まった。「高市政権ありえへん!」 期間は5月4~6日。改憲や戦争に反対し、「高市政権ありえへん!」「時間・駅・スタイル・規模感は呼びかける各位の自由で!」とうたうバナーの投稿は4千回以上、拡散された。 呼びかけ人はXで「はるさめ」と名乗る20代の会社員。昨夏の参院選で排外主義的な政策を掲げる政党に怖さを感じ、政治に興味を持った。 そんな中、昨秋に高市首相の台湾有事に関する国会答弁を知る。「日本が戦争に巻き込まれたり、他国の人を傷つけたりしないか」と不安になって抗議デモに参加した。 今年2月には、近くで政府への抗議デモが見つからないため、梅田駅近くの路上に1人で立ち始めた。自民党が衆院選で圧勝し、米国とイスラエルによるイラン攻撃もあった。X上では「政治に危機感を感じ始めたけど、何をしていいかわからない」という投稿がよく目についた。 やがてペンライトを掲げて路上に立つ人らと出会い、一緒にLINEのオープンチャット「近畿ペンライト勢」を作った。大阪や京都でデモを主催し続けた。旧来型デモに入りにくさを感じていたこともあり、静かにペンライトやプラカードを掲げるスタイルにした。やってみると、課題が次々と見えてきた。 少ない呼びかけ人に負担が集中する。大きな駅の前で集まっても、地元のみで過ごす人に訴えが届かない。楽しみながら参加できるデモでないと続かない……。 そんな頃、東京の女性がたった1人でJR山手線全駅でスタンディングデモを企画したとXで知り、大阪環状線デモを思いついた。「日常生活の中に声届ける」 初日の5月4日。JR森ノ宮駅前で仲間と3人で立ち、「政治を変える手段って、選挙だけじゃない!」と書いたプラカードを静かに掲げた。 すると、通りすがりの女性(80)に声をかけられた。 「もっと声出して言わなあかんやん!」 ネコ1匹と近くで暮らす女性は、政府が防衛費を増やす一方で、物価高対策が不十分だと嘆いた。近くのスーパーでは1個98円のゼリーが128円になったという。 「国民の税金を無駄遣いして、ジジババは怒ってるねん。このままじゃ第3次世界大戦も起こりかねんで!」 別れ際には、「こんなんやってくれて正解や!」と言って3人をねぎらった。 はるさめさんは「日常生活の…この記事は有料記事です。残り1016文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人宮崎亮ネットワーク報道本部(大阪)記者|平和・人権専門・関心分野子ども・若者・教育・人権・平和・核兵器関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする