深掘り日フィリピン、軍事情報共有に向けて交渉へ 対中国を念頭に連携深化小木雄太 佐藤瑞季 マニラ=加藤あず佐印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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高市早苗首相は28日、フィリピンのマルコス大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談し、軍事情報の共有を円滑にするための「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」締結に向けた交渉の開始で合意した。南シナ海などで海洋進出を強める中国を念頭に、安全保障面での連携を深化させる。経済でもフィリピンの石油備蓄を強化する金融支援などで連携を強める。 首相は会談後の共同記者発表で「フィリピンは最も緊密な同志国の一つ。厳しさを増す地域の戦略的環境に対処すべく、協力を深化させる」と述べた。同盟国まではいかない「同志国」フィリピン以外も 定義はあいまい 会談では、二国間関係を「戦略的パートナーシップ」から「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げすることで一致した。フィリピンにとっては、米国との同盟に次ぐ上位の二国間関係で、日本が初となる。共同声明では両国関係が「プラチナ時代」に入ったと強調。中国を念頭に、東シナ海や南シナ海情勢に深刻な懸念を表明し、力や威圧による現状変更の試みに強く反対した。日米比の協力を強化する重要性も確認した。 日本側は、GSOMIAの締結で、南シナ海周辺でフィリピン軍が得たレーダー情報などの共有を期待している。すでに米国がフィリピンとGSOMIAを締結しており、3カ国での高度な情報共有を狙う。 安全保障分野では、海上自衛隊の「あぶくま」型護衛艦などの輸出に向けて、防衛当局間の協議を加速することでも一致した。外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)の早期開催を確認した。 経済分野では、日本が主導す…この記事は有料記事です。残り1639文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小木雄太政治部専門・関心分野国内政治、外交加藤あず佐マニラ支局長兼ハノイ支局長専門・関心分野人権、外交、移民・難民、教育関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする