現場から「パーソナルジムでけが」トレーナー側の法的責任、裁判所の判断は?井上道夫印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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パーソナルジムなら、私に適した方法で安全にダイエットができると思っていたのに――。 トレーナーから1対1で指導を受けるパーソナルトレーニングの利用者が「無理なトレーニングでけがをした」として、ジム側に損害賠償を求める訴訟を起こしたケースがある。パーソナルトレーナー「育成の仕組みづくりを」消費者事故調が意見書 関東地方に住む行政書士の女性(50)は2022年1月、新型コロナウイルス禍の最中に体重が増え、ダイエット目的でパーソナルジムに入会した。入会金と1回60分のトレーニング計24回分の料金をあわせ約31万円を支払った。翌2月からトレーニングが始まった。 コロナ禍前にも体重が増える度に自分でトレーニング内容を決めるセルフ式のジムに通っていたことがあった。だが、元来、運動が苦手だったことや、機器の使い方を含めトレーニング方法がよく分からなかったこともあり、結局、通わなくなってしまったことが幾度もあった。 新たにパーソナルジムを選んだ理由は、1対1のトレーニングならば、自分の体や健康状態に適したメニューを考えてもらえ、安全にダイエットできると思ったからだ。ほかにも、ジムに通うことが面倒になっても、「高い料金を払っているんだから」と思えば、ドロップアウトすることなく、長続きすると考えた。「やれるところまで頑張ってみましょう」 問題が起きたのは、このジムに通うようになってから約半年後のことだった。7月15日の夕方、23回目のトレーニングが始まった。バーベルを背負ったり、ダンベルを持ったりした状態で屈伸運動をするスクワット。続いて、左右両方の手にダンベルを持ちながら、前方に出した足に重心をかけながら腰をおろして、大股で歩く「ウォーキングランジ」と呼ばれる運動をした。1セット目の終了後、足に力が入らないような状態になったため「フラフラになってしまう」と訴えたが、トレーナーは「最初の二つのメニューが効いているんだと思います。やれるところまで頑張ってみましょう」。女性は2セット目に入ったが、足腰がガクガクして倒れそうになったため、ダンベルを持たず2セット目を終わらせた。女性は、これ以上は無理と考え、その旨を伝えた。メニューで組まれていた3セット目は中止し、その後は上半身を鍛えるトレーニングをして終わらせた。 女性は「トレーナーが自分に合ったメニューを考えてくれていると信じていたので、きつくても頑張っていた。でも、この日は無理だった」と振り返る。このジムでのトレーニング中、女性がメニューをギブアップしたのは初めてのことだったという。就寝中に激痛で救急搬送 帰り道、階段を上った際に…この記事は有料記事です。残り1715文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人井上道夫くらし科学医療部|消費者庁担当専門・関心分野消費者問題関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする








