2026年5月27日 6時50分(2026年5月27日 18時40分更新)奈良部健=ロングビュー 市野塊=サンフランシスコ 伊沢友之印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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米国西部ワシントン州ロングビューにある日本製紙の完全子会社「日本ダイナウェーブ・パッケージング」の工場で薬品タンクが破裂する事故が起き、日本製紙は27日、少なくとも21人が死傷したことを明らかにした。日本人は含まれていないという。 日本製紙によると、事故の発生は米国の現地時間の26日午前7時すぎ。パルプをつくる工程で使う「白液」とよばれる薬品を保管するタンクが倒れたという。日本時間の27日午前8時時点で、2人が死亡し、19人がけがをした。7人の行方が分かっていないという。 一方、地元の消防などは事故後に従業員9人、消防士1人が搬送され、うち1人が死亡し、さらに9人の行方がわかっていないと説明している。「爆発した」という通報があったとして、原因を調べている。 日本製紙によると、このタンクは1987年に建設されたもので、工場の周辺に被害が出る可能性があるか、調べている。数日かけて行方不明者を捜索 消防などによると、タンクは白液を約340万リットル貯蔵できる大きさで、現在も約34万リットルがタンク内に残っているとみられる。破損したタンク自体が崩れるおそれがあり、白液は強いアルカリ性で触れるとやけどをする。このため、まずタンクを安定させ、その後に残っている白液を除去した上で、数日かけて行方不明者の捜索を進めることになるという。 ファーガソン州知事は会見で、「これほどの規模の災害に言葉もない」。近隣住民の男性は「製紙は街を支え続けた主力産業だけに、これから心配だ」と語った。工場の入り口付近には、事故のない安全な日を数える看板が立てられ、「SAFE DAYS100」と書かれていた。 日本ダイナウェーブ・パッケージングは2016年6月に設立。牛乳や飲料などの液体用容器の原紙などをつくり、従業員数は25年末時点で564人という。 日本製紙は「関係者、ならびに現地のみなさまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを心よりおわび申し上げます」との談話を出した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人奈良部健サンフランシスコ支局長専門・関心分野テック、インド、財政と政治、移民難民、経済安保市野塊サンフランシスコ支局専門・関心分野気候変動・環境、医療、テクノロジー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする