ヘレン・ケラーも訪れた「棲霞園」国重文へ ロート製薬創業者が建築神田剛印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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国の文化審議会は5月22日、ロート製薬の創業者が1928(昭和3)年に建てた別邸「棲霞園(せいかえん)」(奈良市高畑町)を重要文化財に指定するよう文部科学相に答申した。奈良随一の眺望を取り込んだ上質な和風建築であることが評価された。県内における近代の住宅の指定は初となる。 棲霞園は同社の前身である「信天堂山田安民薬房(しんてんどうやまだあんみんやくぼう)」を起こした山田安民(やすたみ)(1868~1943)が引退後に建てた木造瓦ぶき平屋の数寄屋風邸宅。主屋(692平方メートル)は中庭を囲んだロの字形で、広縁からは庭を通して若草山などを一望することができる。武者小路千家の茶人・三代木津宗詮(きづそうせん)が手がけた茶室「苔厚庵(たいこうあん)」があるほか、和洋折衷の洋室、サンルームなども備え、通路わきの吹き抜けには小さな舞台が設けられている。ロート製薬によると、かつて来客があると、ここで邦楽などを演奏したとみられるという。 設計(工事監督)は西園寺公望の別邸「坐漁荘(ざぎょそう)」(国重文、博物館明治村で保存)を手がけた則松幸十。大工棟梁(とうりょう)は八尾源太郎が務めたとの記録が残る。 棲霞園は2011年に報告書…この記事は有料記事です。残り565文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人神田剛生駒支局長専門・関心分野近代の建築やデザイン、歴史など関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






