「そういう人生に憧れが?」 大麻繰り返した被告、裁判官は尋ねた渕沢貴子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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2025年7月9日、佐賀地裁。大麻を使用したとして麻薬取締法違反の罪に問われた20代男性の被告は、両手をひざに置き、居住まいを正して証言台の前に座っていた。 裁判官はこう語りかけた。「あなたの裁判をしたの、つい最近のような気がする」 その4カ月前、同じ裁判官に、大麻所持などで懲役1年執行猶予3年の有罪判決を言い渡されたばかりだ。 なぜ、被告は薬物に繰り返し手を出したのか。法廷でのやりとりなどから、背景をたどる。 被告は猶予判決の1カ月後、佐賀駅前の路上で、持っていた大麻を巻いてたばこを作り、吸引した。人通りの多い週末の夜、目撃者に囲まれ、動画まで撮影される中での犯行だったという。 検察官は法廷で、ホームに移動していた被告は職務質問や所持品検査に応じたが、電車が迫るなか「死んでやる」と叫びながらホームから飛び降りようとするなど、異常な言動があったと明らかにした。19歳の頃から大麻 法廷で被告が語った内容によると、被告は佐賀県外の出身。19歳の頃から大麻を始めた。 亡くなった父親は暴力団組長で、母親とは「絶縁」。年の離れたきょうだいとも疎遠になっている。前回の判決後、父親の配下の元組員が仕事を世話してくれた。 釈放後、間もなく、友人から大麻を買うようになった。 松村一成裁判官は、前回の裁判を引き合いに聞いた。「薬物はしません、と言った。なのに、すぐ大麻を始めた?」 被告「上司との関係がうまく…この記事は有料記事です。残り1285文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






