東大病院汚職、元特任准教授に有罪判決 風俗店やクラブで接待受ける2026年5月22日 11時34分黒田早織印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

東大大学院医学系研究科での共同研究をめぐり、風俗店や高級クラブで計約190万円分の接待を受けたとして収賄罪に問われた元特任准教授の吉崎歩被告(46)の判決が22日、東京地裁であった。池上弘裁判官は懲役1年執行猶予2年、追徴金約196万円(求刑懲役1年2カ月、追徴金約196万円)を言い渡した。【事件の構図】銀座のクラブに吉原のソープ 収賄容疑の東大大学院教授が受けた接待 吉崎被告の起訴内容は2023~24年、元教授の佐藤伸一被告(62)=収賄罪で起訴=とともに、一般社団法人日本化粧品協会の代表理事だった引地功一被告(52)=贈賄罪で公判中=から、共同研究を進める見返りとして、都内の高級クラブやソープランドで接待を受けたというもの。吉崎被告は計約196万円分の接待を受けたとされる。 この研究は、化粧品の開発や研究を行っていた引地被告が、大麻草由来で依存性のない成分「カンナビジオール(CBD)」の有効性を明らかにするため、佐藤被告側に打診したとされる。東大医学部付属病院の皮膚科長だった佐藤被告は、共同研究の実施を実質的に決める権限を持ち、吉崎被告はその部下だった。 裁判で検察側は、吉崎被告が引地被告に「また打ち合わせいかがですか。軌道に乗るまでは月に2回ほど」などのメッセージを送信し、接待を繰り返し要求したと主張。「吉崎被告は佐藤被告の強い影響下にあった」としつつ、自身も接待を楽しみ、主体的に犯行に及んだと批判した。 一方、弁護側は起訴内容を認めて「佐藤被告を師と仰いでおり、異を唱えるのは難しかった。巻き込まれて接待を受けた」と主張していた。【東大の対応は】東大病院が本部直轄に 危機管理の最高責任者も新設 汚職事件受け【組織の問題点】汚職続く東大病院、団体側から6千万円未納も気づかず 3月に改革案有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人黒田早織東京社会部|裁判担当専門・関心分野司法、在日外国人、ジェンダー、精神医療・ケア関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする