「マイナ免許は切り替えご注意!」 苦情相次ぎ警察が異例の呼びかけ2026年3月23日 10時00分長野剛印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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マイナンバーカードと運転免許証の一体運用が始まって24日で1年になる。マイナンバーカードに免許情報を搭載した「マイナ免許証」の導入数が267万(2026年2月末)に伸びる中、従来の免許証からの切り替え希望者に対し、注意を促す県警も出ている。切り替えた人から苦情が相次いだためだ。なぜそんなことに?母子手帳、免許証…マイナとの一体化が続々 「重点計画」閣議決定 2日朝、盛岡運転免許センター。免許更新に来た人々に、職員が声を張り上げていた。「マイナ免許証への切り替えはよく考えて。元に戻す場合、手数料(注:2550円)がまたかかります」 マイナ免許証への切り替えは免許更新時2100円(更新手数料込み)、別途更新の場合は1500円などで可能。免許更新時の講習受講がオンラインでも認められる。元の免許証との2枚持ちも可能だが、マイナ免許証1枚にすると転居の際は市役所などで転入手続きをするだけで免許の住所も書き換わるなどの利点がある。 だが昨年3月の導入後、運転免許センターや各警察署に苦情が寄せられるようになった。岩手県警運転免許課が昨秋、苦情を分析すると、マイナ免許証の特徴を理解しないまま切り替え、困っているケースが浮かび上がった。 例えば、「マイナンバーカードを更新したら免許情報が記録されておらず、運転できないと言われた」という事例。マイナンバーカード更新時には別途、手続きをしないと免許情報は引き継がれない。「マイナ免許証にしたら、運転免許証更新のために免許センターに行かなくていいと思っていた」との誤解もあった。 「レンタカー会社で車が借りられなかった」との苦情もある。マイナ免許証から免許情報を読み取る際、4桁の暗証番号が必要になるが、番号を忘れて車を借りられなかったとみられる。 県警はマイナ免許証への理解を深めてもらおうと、「ちょっと待って! マイナ免許証‼」との見出しが躍る説明資料を作成。昨年12月から各警察署と運転免許センターに掲示するなどしたが、マイナ免許証への切り替えをしないよう誘導しているとの誤解も生まれるようになった。 資料は2月上旬に回収。利点も示した資料に作り直し、2月下旬、窓口に置き直した。担当した青木崇・運転免許課長は「後悔して元に戻す人を減らしたい。今後も説明をブラッシュアップしていきたい」と話す。マイナシステム利用想定、こっそり半数に修正 整備過剰、無駄遣いか有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする