今秋から山手線内に配備される点検用ドローンの格納ドック。指令室からの遠隔操作で故障箇所を見つける=JR東日本提供

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信号故障や停電で止まった列車を一刻も早く運転再開させる切り札として、AI(人工知能)やドローンが活躍する復旧システムの導入が、首都圏のJR在来線と新幹線で始まっている。これまで人に頼っていた故障原因の特定や点検作業を、AIによる解析とドローン調査に置き換える。運転再開までにかかる時間を3~5割縮めることをめざしている。 JR東日本は2025年末から、首都圏の在来線と東北、上越、北陸各新幹線で、生成AIが復旧作業を支援する「AI指令」システムを導入している。 対象は、ポイントの切り替え不良や、どこに列車がいるかを把握する信号装置の故障など、線路付近で発生するトラブルだ。 トラブルが起きると、指令室と現場の作業員は無線通話で状況をやりとりする。 AI指令はこの通話を自動的…