【将棋ライブ】藤井聡太名人ー糸谷哲郎九段 ~名人戦第4局2日目 決着へ~
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将棋の第84期名人戦七番勝負の第4局は17日、大阪府高槻市の高槻城公園芸術文化劇場で2日目の対局が始まりました。ここまで3勝0敗の藤井聡太名人(23)が4連勝で防衛を決めるか、挑戦者の糸谷哲郎九段(37)が待望の1勝を返して反撃ののろしを上げるか――。決着を迎える2日目の模様をタイムラインで詳報します。 立会人は桐山清澄九段(78)、副立会人は稲葉陽八段(37)。 主催=朝日新聞社、毎日新聞社、特別協賛=大和証券グループ、地元共催=高槻市、高槻市観光協会、高槻市文化スポーツ振興事業団。藤井聡太名人、糸谷哲郎九段に聞いた 将棋における「闘志」「性差」17:30対局再開、夜戦へ 最後の休憩が終わり、対局が再開した。手番の藤井名人も糸谷九段も、再開の10分ほど前には対局室に戻り、盤の前に座っていた。 藤井名人は再開後すぐ、▲7七同金と歩を取った。17:00夕食休憩 30分間の夕食休憩に入った。 藤井名人が選んだのは「鶏とインゲン豆のバレンシア風パエリア」。提供する「spanish bar & cafe NEUTRAL」は、店主らが国際パエリアコンクールに日本代表として出場した実績を持つ。飲み物は「アールグレイ」を注文した。 糸谷九段は「寿司(すし)処 喜楽 高槻城北通店」の「特上にぎり盛り合わせ」をオーダー。上質な脂のうまみやとろける食感をぜいたくに味わえる一皿だ。 現在の局面は、糸谷九段が馬を作り、△7七歩と歩を垂らしたところ。ただ、先手陣はまだしっかりしていて、相手陣の6三には角を打ち込む隙もある。まだ長い戦いが続きそうで、勝負どころは休憩明けに訪れることになりそうだ。15:18戦い始まる 藤井名人の57手目▲6五歩を機に、ようやく戦いが始まった。 ▲4五桂と跳ね、▲6四歩と歩を取り込む。そのまま攻めの手を続けるかと思われたが、一転、藤井名人は▲7六歩と打った。後手の飛車の利きを遮った手堅い手だが、辛抱の表れのようにも見える。村山八段は「控室では驚きの声が上がっています」と、中継のコメントのような口調で驚きを表現した。 ▲7六歩を見た糸谷九段は脇息(きょうそく)を引き寄せて考え込む。10分の考慮で△5五歩と仕掛け、藤井名人に視線を向けた。自信がありそうな表情に見えた。15:00午後のおやつ 両対局者に午後のおやつが出された。 藤井名人が選んだのが、パティスリー遊心の「プリン」。阿蘇地方の契約農場から仕入れた卵、北海道でとれた乳脂肪分が高い牛乳とてんさい糖を用いた昔ながらのプリンだ。ドリンクは「ブルーベリー&ジンジャーソーダ」を注文した。 糸谷九段は「キャラメルチョコのNYチーズケーキ」を頼んだ。くせの少ないクリームチーズを使った一品で、生クリームとキャラメルソースがトッピングされている。飲み物は「季節限定ハーブティー」を選んだ。13:00対局再開 午後1時、対局再開。昼食休憩を終えた糸谷九段は約5分前に、藤井名人は約1分前に対局室に戻ってきた。 記録係の大林真央人二段が定刻になったことを告げると、糸谷九段は消費時間を確認した。昼食休憩に入った時点で、持ち時間各9時間のうち、消費は藤井名人5時間47分、糸谷九段5時間13分だった。 その後、糸谷九段は56手目△6三銀を着手した。 取材本部に戻ってくると、関係者は「(戦いが)始まらないですね……」と漏らした。12:30関西の棋士が続々来訪 第4局の取材本部に、第3局で副立会人を務めた村山慈明(やすあき)八段(42)や、第5局の副立会人の1人である村田顕弘六段(39)が訪れた。 村山八段は「今シリーズ、糸谷さんが少しずつ修正している気がします。第3局は得意戦法を投入しましたし、本局もしっかり矢倉に組んで戦う構えです。両者、力を出しやすそうな形で、いい将棋になると期待しています」と話した。 村田六段は「糸谷さんが頑張っている様子を見て、(現場に)来ました。いい勝負とみています」。昼食休憩に入る直前の指し手となった、藤井名人の55手目▲6八金について「第一感は甘い気がしたのですが、よく考えてみると、この局面で後手の指す手も難しい。藤井名人の、さすがの間合いと感じました」と語った。12:00昼食休憩 糸谷九段が56手目を考慮中に昼食休憩に入った。午後1時に再開する。小競り合いは起きているが、まだ決戦前夜といった局面だ。 藤井名人の注文は「えびとほうれん草のトマトチーズオムライス」。トマトとチーズのソースには相性抜群のふわとろ卵とエビを入れ、ハンバーグをトッピングしたボリューム満点の一皿だ。飲み物は「ミルク」を選んだ。 糸谷九段は「うなぎひつまぶし御膳(特上)」を頼んだ。国産うなぎを蒸してから炭火で香ばしく焼く関東風の焼き方で仕上げ、上品な甘さの京丹後産コシヒカリと一緒にいただくぜいたくな御膳だ。飲み物は「アールグレイ」を注文した。10:00大盤解説会始まる 現地での大盤解説会が始まった。 解説は大橋貴洸(たかひろ)七段(33)と加藤桃子女流四段(31)。大橋七段は藤井名人との公式戦で4勝2敗。「藤井キラー」と呼ばれることもある実力者だ。 両者がじっくり考え、スローペースの進行のため、本局とは少し離れた楽しい話題も披露されている。 会場は「トリシマホール」。関係者によると、今回の大盤解説会の定員は約1300人。もう少し収容できるのだそうだが、いずれにしろ、大規模で立派な会場だ。 1日目は約300人が楽しんだ。2日目は約730人が事前申し込み済みで、午前10時ごろは約350人が入場しているという。 残席はあり、当日受け付けもできる。高槻市観光協会のHPから申し込む。10:00午前のおやつ 両対局者に午前のおやつが出された。 藤井名人が選んだのはデザートブーケ大阪高槻の「シュークリーム」。ザクザク食感のクッキーシューに濃厚カスタードクリームをたっぷり詰め込み、甘さ控えめに仕上げた一品だ。飲み物は「ティーラテ」を注文した。 糸谷九段は「将棋のまちのくるみあんぱん」をオーダー。けしの実をパンの表面に並べて将棋の駒を表現し、北海道美瑛町で育てた小豆を使っている。飲み物は「アメリカーノ」を選んだ。9:00対局再開 第4局の対局場、大阪府高槻市の高槻城公園芸術文化劇場周辺は、2日目も快晴に恵まれた。 午前8時43分ごろに糸谷九段が、48分ごろに藤井名人が対局室に入った。 駒が並べられ、1日目の指し手が盤上に再現された後、立会人の桐山九段が封じ手を開封した。前日午後6時30分に糸谷九段が封じていた48手目は△1四歩だった。 前日夕、副立会人兼解説者の稲葉八段は封じ手を「△1四歩か△2二玉か」と予想していた。「△1四歩なら、先手は▲1五歩などの攻めを考えたくなる。激しい戦いが起こる可能性も秘めています」などと話していた。 封じ手開封を盤側で見守った稲葉八段は「先手としては▲1五歩や▲4五歩、▲6五歩などと攻める手があり、それらをどう組み合わせて攻めるか、じっくり考えてみたい気がします。先手は長考するかもしれませんね」と話した。






