インタビュー小池都知事の「息子」なぜ負けた 本人が語る練馬ショックの原因とは木佐貫将司 浅沼愛 立岩穣一印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする【動画】東京都練馬区長選で落選した尾島紘平氏がインタビューに応じ、敗因や今後などを語った=木佐貫将司撮影

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小池百合子・東京都知事が全面支援した前都議・尾島紘平氏(37)が、自民党や国民民主党などから推薦を受けながら3万票あまりの大差で敗れた練馬区長選(4月12日投開票)。地方選で相次ぐ自民推薦候補の敗北を象徴するとして「練馬ショック」とも呼ばれた。尾島氏が朝日新聞のインタビューに応じ、敗因や小池氏との関係について語った。練馬区長選、小池都知事の「秘蔵っ子」尾島氏が完敗 選挙戦の内幕は ――区長選の敗因は。 いくら考えても、一番の敗因はまだわかりません。ただ、若い候補者だということと、多くの政党推薦を受けたことが「負の相乗効果」になったと思っています。 閣僚や小池さんが応援する中、スーツにネクタイをした37歳の私が選挙カーの上から笑顔で手を振っている。その姿を見た有権者が、「私たちと同じ目線で生活の大変さや苦しみをわかってくれるのだろうか」と疑問を持ったのではないでしょうか。 ――若さはプラスにならなかったと?「練馬ショック」尾島紘平氏へのインタビュー記事後半では、尾島紘平氏が練馬区長選を通じて実感した点について掘り下げていきます。自民などの政党推薦を受けたことへの影響は、高市早苗首相の人気と地方選に関係は――。合わせて、「育ての親」である小池百合子知事への思いや、今後はどのような活動をしていくのかについても尋ねました。 政治の世界を歩いてきた生活感のないエリートのように見えたのかもしれません。 実際はそんなことはなく、苦労や努力の連続でした。およそ15年前、応援のお願いで一軒一軒訪ねたとき、玄関で塩をまかれたり、目の前で名刺を破られたりしたことがありました。相談を地道に聞き、対応するなかで「尾島なら」と応援してくれる人が少しずつ増えていきました。 今まで、政治家としての目線で物事を捉えていました。一人の有権者としてどう思うか、何を考えるかという「有権者目線」を持っていませんでした。それを持てるように、人間として修業し直したいと思います。「育ての母」小池都知事が異例の応援 37歳新顔が挑んだ練馬区長選政党の推薦「選挙より政局に終始」 ――自民、国民民主、都民ファースト、東京維新の会から推薦を得たことがマイナス要素になったのか。 多くの政党推薦が私自身の油断、慢心につながったと総括しています。 過去の選挙の経験から、政党の推薦を重要視していました。各党との調整に労力と時間をかけ、立候補表明が投開票日の約1カ月前になってしまいました。調整が大変だった分、告示日に多くの政治家が応援に駆けつけてくれた光景を見て、うれしくて満たされてしまった。 今思うと、政治家同士の身内ノリというか、選挙ではなくて政局に終始してしまった。そうした姿が、有権者には「政党にがんじがらめ」「しがらみだらけ」と見えたのかもしれません。「育ての親」小池百合子氏への思い ――何度も応援に入った小池氏との関係は。 育ての親であり、師であり…この記事は有料記事です。残り963文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人木佐貫将司首都圏ニュースセンター専門・関心分野都市再開発、まちづくり、東京、地方自治、選挙浅沼愛ネットワーク報道本部|都庁担当専門・関心分野都政、政治資金、福祉、教育関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする