同志社国際高校、今年度の沖縄研修旅行を中止 保護者説明会で説明2026年8月30日 23時57分林利香 平岡和幸印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

沖縄県名護市辺野古沖で小型船が転覆し、研修旅行の平和学習中だった同志社国際高校(京都府)の女子生徒と船長が死亡した事故で、同校は30日夜、保護者説明会を開いた。出席者によると、31日付での解任が決まった西田喜久夫校長が安全管理ができていなかったと謝罪。同校側は今年度の沖縄研修旅行を中止すると説明したという。 事故は3月16日に起きた。米軍基地の埋め立て現場を見学するため、同校の生徒18人が分乗した小型船2隻が転覆。武石知華さん(当時17)と船長1人が亡くなり、生徒と乗組員の計14人が重軽傷を負った。説明会で同校側は今後、危機管理や安全管理のマニュアルを充実させると説明したという。 武石さんの遺族は校長や学年主任、引率した教員らを業務上過失致死傷容疑などで海上保安庁に告訴。海保は7月25日に同校を家宅捜索した。説明会の出席者によると、同校側は告訴された教員の配置を換えると説明したという。 同校を運営する学校法人同志社の八田英二理事長は、8月21日の臨時理事会で引責辞任の意向を示している。西田校長の後任は、同志社大学の副学長が就任する。保護者は「もっとスピード感をもってやってほしい」 出席者によると、保護者からは「子どものメンタルをもっと学校が積極的にサポートして欲しい」「きちんとそれぞれの先生が生徒に謝って欲しい」との要望などが出たという。保護者の一人は朝日新聞の取材に対し、事故対応を「もっとスピード感をもってやってほしいし、遺族が納得する形で終結させてほしい」と話した。 別の保護者は、法人や高校の一連の対応について「納得していません。今回の説明会もガス抜きのように感じた」と話した。 学校法人同志社は、事故後に設置した第三者委員会の調査報告書を7月31日に公表した。報告書は同校について、現地の下見をせずに引率教員も同乗しなかったと指摘。事故原因として、安全管理体制の不備やリスク管理体制の機能不全、安全管理に関する意識の欠如などを挙げ、監督責任のある法人の安全配慮義務違反を認定した。 法人の関係者によると、系列校の安全管理に関わる活動を統括する「安全管理室(仮称)」を9月1日付で法人内に設置する。これまで各学校の判断に委ねていた安全管理体制を抜本的に見直すという。 また法人は、辺野古での学習内容が「教育の政治的中立性」が保たれていたかなどを検証する検討委員会を設置することも決めている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら