インタビュー子どもの近視、早めの治療で進行抑制 目薬やコンタクト…どう選ぶ?聞き手・土肥修一印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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近視の子どもは世界的に増えていると指摘されている。日本近視学会理事長で、東京科学大の大野京子教授(眼科)に、国内の状況や近視の進行を抑える治療の特徴、気をつける点などについて聞いた。 ――近視の子どもはどのくらいいるのでしょうか。 文部科学省の調査で、裸眼視力が1.0未満の割合は、小学生で4割近く、中学生では6割ほどに上り、増加傾向にあります。裸眼視力の低下の原因は近視以外にもありますが、多くは近視と考えられています。 ――近視の子どもが増えている要因は。 近くでものを見る機会の増加や、屋外で過ごす時間の減少が考えられます。スマートフォンなどは目からの距離が非常に近くなりがちで、読書よりもはるかに強い刺激になります。 ――近視になると、どのような影響がでるのでしょうか。 近視は、視野が欠ける緑内障などのリスク要因になるので、少しでも弱い近視にとどめておくことが重要です。小さいときに近視を発症すると、その後、より強い近視になるとされており、早い段階で治療をすることが大切です。歴史の長い、目薬による治療 ――治療法にはどんなものがありますか。 「低濃度アトロピン点眼薬」という目薬が治療の中で一番長い歴史があり、安全性、有効性が示されています。国内では参天製薬の「リジュセアミニ点眼液」が、2024年12月に厚労省から製造販売が承認されました。1日1回、寝る前に点眼するだけなので簡単です。近視の進行を40~50%ほど抑制するとされ、特に視力が下がり始めのころに使うと、グッと進行を抑えて、メガネをかける時期を延ばすことができます。 価格はだいたい月4500円ほど。診察や検査代については、6月からは年2回であれば公的医療保険が適用されるようになりました。コンタクトやオルソケラトロジー、効果や費用は ――そのほかの治療法は。 「多焦点ソフトコンタクトレ…この記事は有料記事です。残り879文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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