インタビュー災害遺族、氏名公表への揺れる思い 「生きた証し、残したい」けれど聞き手 編集委員・田渕紫織印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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大災害が起きたとき、行政が犠牲者の氏名を公表しないケースが相次いでいます。災害で亡くなった人の名前は、公表されるべきでしょうか。 東日本大震災当日、幼稚園の管理下での事故で娘を亡くした佐藤美香さんは、遺族としての視点と、何十年も先を見据えた視点との間で、揺れる思いを語ります。災禍と戦禍の犠牲者名公表、戸惑う背景は 「意味への問い」弱い社会災害犠牲者の氏名 「原則公表を」と語る弁護士が報道に求めること 東日本大震災の発生当日、6歳の長女・愛梨を亡くしました。愛梨の名前は今、現場近くの慰霊碑に刻まれています。 宮城県石巻市の日和(ひより)幼稚園の送迎バスに乗っていて、他の園児4人とともに津波と火災に巻き込まれました。園は高台にあったのに、バスは海側の低地を走っていたのです。 他の遺族と建てた慰霊碑の片面に、犠牲になった子どもたちの名前と年齢を、もう片面にはその名前の漢字をちりばめた詩を刻みました。 私が生きている間は語り部として伝えていきますが、命にも限りがある。東日本大震災を知らない世代になっても、娘の名前と、6歳という年齢が街の中に残っていれば、「何があったのか」と手元のスマホで検索なさる人がいるかもしれません。 名前を刻んでも、愛梨が帰ってくるわけではない。せめて死を無駄にしてほしくないという、祈りみたいなものです。遺族としての複雑な思い ただ、そっとしておいてほしいという遺族もいます。 私の中にも同じ気持ちがなき…この記事は有料記事です。残り1154文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人田渕紫織編集委員|週刊アップデート編集長専門・関心分野災害復興、子ども関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする