インタビュー聞き手・論説委員 行方史郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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AI(人工知能)の開発競争が新たな局面に入りつつある。米アンソロピックのAIがサイバー攻撃に悪用される懸念が指摘され、規制に慎重だったトランプ政権が先端AIを事前評価する方針を打ち出した。米オープンAIが開発中のAIは人間の意図に反して他社にサイバー攻撃を仕掛け、中国の存在感も高まる。AGI(汎用(はんよう)人工知能)の実現にしのぎを削る企業自身も、自分たちだけではリスクを管理しきれず、ルールづくりの必要性を訴える。世界はAIにどう向き合えばよいのか、科学技術政策を専門とする原山優子・GPAI(AIに関するグローバル・パートナーシップ)専門家コミュニティ東京センター長に聞いた。――過去にも新しい技術やイノベーションが次々と登場し、社会に普及してきました。AIについては現状をどのように認識されていますか。 AIの特徴は、原子力やバイオテクノロジーのように大規模なインフラ整備を前提とする技術ではない点にあります。コンピューターは必要でも、インフラやアプリケーションにアクセスすることができれば、日常的に利用し、新たな技術開発に取り組むことができます。あまりに速い技術革新 従来の手法が通用するか さらに生成AIの登場で、スマホやパソコンを通じて、誰もが日常的に利用する技術へと急速に広がっています。利用者の裾野が広く、規制やコントロールが難しい。その一方で技術革新のスピードが速く、普及の速さも、これまでとは違います。地政学的な競争や経済安全保障、国家の競争力といった要素も加わり、技術開発を巡る状況は複雑になっています。 たとえば自動車なら、事故や…この記事は有料記事です。残り3207文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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