【動画】13日から14日未明にかけて続いた大雨で道路が冠水した千葉市中心部の様子=西山明宏、伊藤未来撮影
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13日から14日未明にかけて千葉県内22市町にレベル5大雨特別警報が発表された大雨の影響で、県によると、5人の死亡が確認された。他に行方不明者が1人、心肺停止が1人いるという。【13日は】千葉に特別警報 帰宅困難者650人が避難・冠水の道路で車に閉じ込め 死亡も・鉄道は運転見合わせ相次ぐ・帰宅困難者を輸送 自衛隊に災害派遣要請・成田空港には滞留・観測史上1位の記録特別警報 巨大な渦「モンスーンジャイア」異例の台風も影響か 千葉県の発表などによると、市川市で60~70代の男性、佐倉市で女性(66)と年齢不明の男性、八千代市で30~40代とみられる男性の計4人の死亡が確認された。 市川市の男性は冠水した道路に浮いているところを発見され、佐倉市の女性は、冠水した道路で車に閉じ込められていた。佐倉市の男性は、路上に倒れていたという。八千代市の男性は冠水した道路で発見された。 柏市では70代女性が心肺停止で病院に搬送された。13日午後5時40分ごろ、「車から脱出できない人がいる」などとする通報があり、道路が冠水して女性は車に閉じこめられていたという。 千葉市でも1人が亡くなった。14日午前5時15分ごろ、千葉市若葉区いずみ町の路上で「冠水してる中に倒れている人がいる」と目撃者の男性から110番通報があった。千葉県警千葉東署によると、約30分後に現場で救急隊が死亡を確認。亡くなったのは60代くらいの女性とみられ、署は女性が川に流された可能性があるとみている。他にも市内では1人が行方不明だという。鉄道は 鉄道は運転見合わせなどが相次いでいる。県の14日午前6時時点のまとめによると、JRは外房線(誉田―安房鴨川)と京葉線(千葉みなと―蘇我)が運転を見合わせ、再開の見込みが立っていない。久留里線は木更津―上総亀山で終日運転を見合わせ。成田エクスプレスは午後3時ごろまで運転を取りやめる。 京成電鉄では、京成高砂―成田空港、千葉線、千原線、東成田線で運転を見合わせ。小湊鉄道は全線で運転を見合わせている。帰宅困難者相次ぐ 大雨の影響で帰宅困難者も相次いだ。県や市は、一時滞在施設として千葉市にある県庁や企業局の庁舎、幕張メッセ、市役所などを開放した。県によると、一時計3877人を受け入れたという。 県庁や企業局には14日未明に、計約1700人が避難。県の職員がペットボトルの飲料水やアルミブランケットなどを配布したという。 静岡市の会社員高梨沙帆さん(29)は、千葉県いすみ市内の実家に帰省するため、電車で向かっていた。だが、乗っていた電車が大雨などの影響で止まり県庁に避難したという。県庁で一夜を明かすといい、「慣れない環境で神経を使うので、ボーッとしながら眠くなるのを待つしかない」と話した。自衛隊が駅から輸送 千葉県は14日、JR蘇我駅の帰宅困難者を輸送するため、自衛隊に災害派遣を要請したと発表した。県内の陸上自衛隊の駐屯地2カ所から、大型バスなど計6両が派遣され、一時滞在施設となっている千葉市内の県文化会館に輸送したという。また、県は14日までに、大雨特別警報が出された市川市や船橋市など県内24市町に災害救助法を適用すると発表した。成田空港では多くの人が滞留 成田空港(成田市)では、14日午前4時現在で旅客約7千人が滞留した。京成電鉄とJR東日本がともに13日夜までに成田空港とつながる路線の運転を見合わせたため。さらに東関東自動車道が同日午後7時過ぎに一部通行止めとなり、東京都心などと結ぶ高速バスも大半が運行できなくなった。 成田空港はお盆の帰国便がピークを迎えており、ターミナルビルや駅では13日夜、旅客が疲れた様子で交通機関の再開を待っていた。また、旅客に寝袋や水などの物資を配布していた。 一時滞在施設として開放された千葉市役所では、14日午前9時ごろになってもロビーで運転再開を待つ帰宅困難者の姿が見られた。 自宅の最寄りが蘇我駅という女性(27)は、仕事帰りの13日午後5時ごろから千葉駅で足止めされた。深夜0時ごろに駅の放送で市役所の開放を知り、モノレールで移動して一夜を明かした。市役所では床に直接座っていたため「お尻が痛くなった」と話し、「寝てないので疲れた。早く布団で寝たい」と疲れ切った様子で語った。観測史上1位の雨に 気象庁によると、千葉市中央区では14日午前1時40分までの12時間に348.0ミリの雨が降り、観測史上1位になった。この観測点における平年8月の1カ月の降水量は115.7ミリといい、その3倍の大雨が半日で降ったことになる。 ほかの地点でも、14日の未明から明け方にかけて、12時間の降水量が8月の1位の値を相次いで更新。千葉県の佐倉市で235.0ミリ、茂原市で227.5ミリ、館山市で207.5ミリなどを観測した。道路や電気の状況は NEXCO東日本によると、複数ののり面で土砂災害が発生するなどして、千葉市周辺から東部や南部にかけて多くの区間が通行止めとなっている。14日午前中に通行止めが解除される区間もあるが、千葉東金道路の千葉東ジャンクション(JCT)から東金JCT、圏央道の松尾横芝インターチェンジ(IC)から茂原長南ICの区間は解除見込みは未定だ。 国土交通省によると、14日午前6時半時点で、県内の4河川で氾濫(はんらん)危険水位を超過している。 東京電力パワーグリッドによると、14日午前10時49分現在、千葉県の2万2千軒以上で停電が発生。そのうち千葉市中央区が約1万8千軒と多くなっている。【動画まとめ】千葉県にレベル5大雨特別警報都市部で突然の大雨、地下に潜って雨宿り「決してやってはいけない」









