深掘り不法移民は犯罪者か 「史上最大の強制送還」掲げるトランプ氏の深謀ロサンゼルス=奈良部健印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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米国の滞在資格がない「不法移民」について、トランプ政権が掲げる「史上最大の強制送還」が止まらない。西部ロサンゼルスが政権の標的となり、ある共通項を持つ別の都市へと広がった。トランプ氏が「犯罪者」と連呼した移民たちの犯した罪とは何だったのか。「娘の卒業式に出られなかった」 ロサンゼルス中心部の連邦拘置所前で6月6日、大規模な移民摘発に対するデモが行われた。ちょうど1年前のこの日、摘発への抗議が広がると、政権は州兵や海兵隊2千人以上を派遣し、強硬姿勢で臨んだ。今なお多くの人が収容されたままで、拘束や強制送還への恐怖は続いている。 「娘の卒業式に出てやりたかったが、人が集まる場所は怖くて行けなかった。いつ引っ張られるかわからない」。米国に住んで30年近くがたつメキシコ出身の男性(48)は匿名を条件に取材に語った。トランプ氏が犯罪者扱いする移民 日系人教授が問う「米国人は誰か」 トランプ氏は昨年9月の国連総会での演説で、移民について「巨大な侵略の撃退に成功した」と発言。「世界中の刑務所や精神科病院からやって来て、麻薬密売人までが我が国に押し寄せていた」と言い、それを強制送還や摘発によって阻止していると主張した。不法移民の犯罪率は高いのか? 米移民政策研究所によると、米国には正規の滞在資格のない移民が約1575万人(2024年)いると推計される。過去最多の水準とみられ、移民全体の約3割にあたる。出身国別では、国境を接するメキシコが全体の3分の1以上(552万人)を占め、中南米からが目立つ。 彼らは犯罪者なのか。ピュー・リサーチ・センターによると、母国で迫害を受ける恐れがあるために難民申請をしている人や、戦争や災害に直面した国からの避難者など、人道的な理由や法律の手続きで強制送還を免れて滞在を認められている人が約4割を占める。 「不法とされる移民にも、様…この記事は有料記事です。残り1512文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人奈良部健サンフランシスコ支局長専門・関心分野テック、インド、財政と政治、移民難民、経済安保関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする









